こんばんはリルムです。
ニュースやSNS、有名人の活動なんかで「NFT」という単語を目にして、
「結局NFTってなに?」
「どうやって始めるの?」
「何がそんなに良いの?」
NFT良く分からんけどちょっと興味ある。何ならやってみたい。という方向けに、全容をまとめてみましたので、参考になればと思います。
ちょっと長くなりますので、知ってる内容があったら読み飛ばしてください(._.)
【第1章】NFTとはなんぞ
まず、NFTの正体が何なのかを説明したいと思います。
NFTとは簡単にいうと・・・・
「証明」です。
NFTとは分かりやすくいうと「証明」
NFTを調べると、
「非代替性トークン」→ つまり、ほかのモノに「変換」や「交換」できないトークン
ということが書かれています。
ここで、「トークン」という言葉が出てくるのですが、「トークンとはデジタルデータのこと」と解釈してもらって大丈夫です。
なので、「NFT」=「他と交換できないデジタルデータ」みたいに考えると分かりやすいかもしれません。
これにより
「NFTを持っている」=「他と交換できないデジタルデータを持っている」
すなわち、オレって「唯一のデジタルデータ所得してるよね」ということが証明される。
と言えるわけです。
たとえば、ダヴィンチがモナ・リザをNFTにして
それをワタシが持っていたら、誰から見ても「モナ・リザはリルムが所有している」
と分かるってわけですね。なぜ分かるかについては後述します。
NFTはホンモノである「証明」
もう一つ、NFTには「ホンモノである証明」が可能です。
先ほどの説明ですでに分かってる方も多いと思いますが、デジタルデータをNFTにした時点で「代替不可」です。
なので、ニセモノが生まれる心配がありません。
ルイヴィトンやロレックスのニセモノは、精巧に作られると面倒です。
いちいち専門家の鑑定が必要になりますし、一般人はどれを信用して良いか分かりません。
しかしNFT化されていれば、誰から見ても真偽の判定ができます。
なぜNFTにすると「証明」が可能なのか
んで、冒頭から申し上げているこの「証明」とやらがなぜ可能なのか?
それは、NFTが「ブロックチェーン」という改ざんが非常に面倒な技術で守られているからです。
改ざんが死ぬほどムズかしい・・・そこまでして改ざんするヤツいなくね? → もはやNFTは代替不可だ
という理屈なわけだす。
難しさを例えると、「この画像はリルムのもの」というのを知ってる人が世界に100人いたとして、
その100人を制限時間内に探し出して「これは剛田たけしのもの」とウソの情報を吹き込む感じです。
ジャイアンでも厳しいです。
【第2章】NFTアートの作り方
さて、NFTがなんとなく分かりましたでしょうか?
これだけで理解できたら苦労しないと思いますので、もうとりあえず作ってみましょう!
これをやると、かなりNFTに対する理解が深まるはずです。
文章を読んでもイマイチだと思うので、実際にNFTに触れてみてください。
何でも良いのでNFTアートを作ってみよう
▶NFTアートの最も簡単な作り方・始め方【知識ゼロから販売方法まで】
NFTの作り方はこちらの記事で詳しく解説していて、めでたく「業界人」になった方もいると思いますが、改めて。
この4段階です。
①「スマホOK」NFTアートの作成
まずはNFTにする画像を準備しましょう。
上記画像はどちらもスマホで作りました。
アイビスペイントの方が時間かかるし、技術も必要になりますが「ドットピクト」で作った「ピクセルアート」であれば、もう少しカンタンに作成できます。
PCならGIMPやイラストレーターを使っても良いでしょう。
もっと早く自作の画像が欲しい!という方向けの裏ワザ・・・
ちなみに、一番早くオリジナルの画像データを作る方法は「AI」です。
「Midjourney」
「StableDiffusion」
「Runway」
などのAIアート作成サービスを利用すれば、とてもカンタンに画像を作成できます。
30秒でこのクオリティはもはやチートですよね。
▶【チートかも】AIアートをNFTにしてOpenSeaに出品してみた
②OpenSeaアカウントを作ろう
画像ができたら、それをNFTにします。
出品しても良いし、コレクションとして保管してもOKです。
それを行うのが「OpenSea」というNFTマーケットプレイスです。
NFTのマーケットプレイスは多数あるのですが、OpenSeaがㇾベチで世界最大なので
ここ以外はとりあえず考えなくて良いと思います。
▶【慣れれば1分】NFTをスマホでOpenSeaに出品する方法
▶【画像で解説】OpenSeaでNFTを売る方法【デジタルアートの出品】
メールアドレスがあればアカウント作成できます。
③デジタルウォレット「メタマスク」の作成
次に必要なのが「メタマスク」というデジタルウォレットです。
OpenSeaとメタマスクを紐づけしないと、NFTの作成~販売などの作業を進められなくなるので、これも準備しておきましょう。
メタマスクはクロムの拡張機能で、スマホでもインストール可能です。
メタマスク作成の際1点注意
メタマスクを作成する際に、「シードフレーズ」という12個の英単語が表示されます。
これはスクショするなり、メモするなりして、必ず順番どおりになるように記録しておいてください。
また、シードフレーズは他者に漏れると終わりですので、安易に入力してしまわないように注意が必要です。
④手数料のイーサリアムを準備
最後に必要なのがイーサリアムです。
OpenSeaで画像をNFTにするために「ガス代」と呼ばれる手数料が必要になります。
これをイーサリアムという暗号資産で支払うというわけです。
メタマスクとOpenSeaを連携させて、自分のコレクションを作成する際に
最初だけガス代がかかります。
1万円分くらいのイーサリアムがあれば大丈夫だと思いますが、NFT化にガス代が必要なのは最初だけですのでこれも準備しておきましょう。
イーサリアムはコインチェックなど、日本の大手取引所でカンタンに準備できます。知識のある方はBYBITなど、海外の取引所を使っても良いと思います。
以上4段階で説明しました。これができればめでたくNFTデビューです。
「NFTを持っている」「NFTを作れる」というところまでレベルアップできます。
【第3章】NFTの種類
続いてはNFTの種類について説明しておきます。
たぶん多くの人は、上記画像のようなものをNFTとして認識していると思います。
そして、こういったNFTを一般的に「ジェネラティブNFT」と呼んだりしています。
同じNFTでもジャンル分けされていて、混乱される方もいると思うんでそれぞれ説明していきます。
NFTの種類①ジェネラティブ
まずは「ジェネラティブ」
最初に出てきた画像のように「同じようなキャラが並んでいて、ちょっとずつ違う」というのが特徴のヤツです。
NFTプロジェクトというと、このジェネラティブが大半を占めています。
ジェネラティブは、「頭、目、口、帽子、服装」など、各パーツごとに複数の画像を準備して、それをプログラムによってランダムに自動生成させたものです。
たとえば「背景1・衣服11・目6・口20」の画像作って!
とコンピュータに指示すると、その番号を集めた画像生成されるというワケです。
ジェネラティブは、このようなやり方で1万体のアートを作ってリリースしたりできるのです。
ジェネラティブを作るツールとして
「Autominter」「manifold」などがあります。
▶【10分で2222体】誰でも簡単にジェネラティブアートを作る方法
NFTの種類②オンチェーン・オフチェーン
次に「オンチェーン・オフチェーン」の概念です。
両者の違いがなにかというと、ブロックチェーンに画像が入ってるか否かです。
オンチェーンNFTの特徴
オンチェーンNFTは、イーサリアムブロックチェーンに「画像データ」が格納されています。
たとえば、上記画像の「クリプトパンクス」はオンチェーンNFTのため、これらのドット絵自体がNFTになっていると言えるのです。
なので、「オンチェーンNFT」の方が貴重で純度が高いとされています。
ちょっと意味が分からないかもしれないんですが、逆に「オフチェーンNFT」が分かるとしっくりくるかもしれません。
オフチェーンNFTの特徴
続いて「オフチェーンNFT」についてです。
ちなみに現在発行されているNFTの多くは「オフチェーン」でできています。
オンチェーンと違って、画像データはブロックチェーンに入ってません。
では何がNFT化されているかというと、「メタデータ」と呼ばれるその画像の説明みたいなものだけです。
つまり、画像そのものはNFTになっておらず、画像のリンクやタイトルしかブロックチェーンに入ってないのです。
なんでいちいち「オンとオフ」に分かれてるん?
で、NFTがなんでわざわざオンとオフに分かれて存在しているかというと、ガス代による理由です。
イーサリアムブロックチェーンは、格納できるデータ量が小さく、ドット絵のような簡易的な画像データしかやり取りできません。
やろうと思えばできるんですが、途方もない時間とコストが掛かるんで、誰も手を出さなくなってしまいます。
なので、現時点ではほとんどのNFTアートは、オフチェーンで管理されており、NFT化している部分は最小限にとどめているというワケです。
ちなみに、オン・オフ問わず、SNSアイコンにされるNFTを
PFP(プロフィールピクチャー)と呼んでいます。
NFTの種類③ゲーム
最後はNFTゲームについてです。P2E(プレイトゥアーン)と呼ばれる分野です。
今のNFTゲームと言えば、そのゲーム内のキャラクターやアイテムのNFTを購入して、ゲームを進めるうちにゲーム内で日本円と交換できる通貨や新しいNFTをゲットして楽しむものが多いですね。
例えば、ワタシがやってるものだと
・元素騎士オンライン
・キャプテン翼ライバルズ
などです。
無料でゲームを始められるものもあれば、初期投資としてNFTを購入する必要があるものもあります。
いずれにしてもメタマスクや暗号資産の知識は必要です。
プレイトゥーアーンの分野は、まだ完璧なものがなく、運営とユーザーが徐々に成長させている市場です。個人的に、今後はさらに発展していくと思うので、少額投資で様子を見ています。
キャプ翼は海外勢も注目してるNFTゲームです。
【第4章】NFTにまつわるネガティブキャンペーン
ここまで、NFTの技術的なトコや楽しそうなワクワクな部分をお伝えしてきましたが、ここからはネガティブな部分を説明します。
NFTのダメな部分①ほとんどがゴミ
まずNFTは作ってもカンタンに売れるものではなく、買っても価値が下がっていくものがほとんどです。
この理由は、単なるPFPとしてのNFTバブルが終わったからです。
NFTと言っても、所詮デジタルデータです。「それ、買ってどうするの?」というレベルのものは電子ゴミと言われて終わり。
2021年までは、「NFTなにそれ!イケてる!」という雰囲気から、有名なアーティストがSNSのアイコンにして話題になったので「NFT」というだけで、良く分からないものでも買い圧が掛かりました。
がしかし、今は念入りなマーケティングとNFT所有者へのインセンティブ、ロードマップがないと、買う人はいません。
この現象から、NFTはインフルエンサーありきの市場になったといえます。
逆にインフルエンサーを味方につけたプロジェクトは、リリースすれば価格がハネ上がります。
なので、今のNFT市場であれば、インフルエンサーに密着して無料かそれに近い価格で手に入れたNFTを一定のタイミングで売ればもうかります。
こういう投機的な流れを「結局カネかよ」とディスっている知識人もいるのですが、個人的にはどっちでも良くて、日本にNFTが早く浸透すれば便利だなーと思うちょります。
NFTのダメな部分②詐欺が多い
続きまして、詐欺が多いのがNFTです。
ワタシはまだ遭遇した経験がないのですが、世の中には悪い人がたくさんいて、メタマスクに侵入してきてNFTを盗んだり、ウソのプロジェクトで金を持ち逃げしたり、泣き寝入りパターンになるケースが後を絶ちません。
というのも、NFTは法律が追っついてない部分もありますし、暗号資産を扱うこと自体が、顔も名前も知らない世界の誰かを相手にすることなので、犯罪として立件が難しかったり・・・
最終的にはDOYR=ドゥーユアオウンリサーチ。「テメーで調べろ」になってしまいます。
せっかく始めたNFTで詐欺に遭遇したら
やる気なくしますね。SNSのDMは詐欺だらけです。
基本的に海外の人がDMやコメントをよこしたら詐欺です。無料でくれるものも詐欺です。気を付けましょうね。
NFTのダメな部分③難しい
ここまで、NFTについて説明してきましたけど、やはり難しいです。
「ウォレットをOpenSeaに接続」とか言われても、ぶっちゃけハードル高いと思います。
これを「ダメな部分」と揶揄するのもどうかと思いましたが、やはり小学生や高齢者にすんなり受け入れられるようなインフラになるには時間かかりそうですよね・・・・
ただ、難しいからこそチャンスですし、実際スタートから勉強して挑戦しているひとは成功してたりしますので、せっかくこの記事を読んだのなら、SNSのアイコンをNFTにするとこからやってみてはどうでしょう?
【第5章】NFTを詳しく知るために必要なもの
最後に、NFTの知識を加速させるための本やフォローすべきSNSアカウントを紹介して終わります。
NFTはトレンドのテクノロジーなので、進化が早いです。
正しい情報を適切にキャッチアップしていきましょう。
NFTを含めたブロックチェーン全体の知識が得られる良書です。専門用語もかみ砕いて説明してあるので、知識ゼロの人が読んでも吸収できると思います。
いろいろな本がありますが、この1冊だけで良いと思います。
この記事に書いてある情報も詳しく書いてあります。
フォローすべきツイッターアカウントは、パジさんですpaji.eth⌐◨-◨(@paji_a)
この記事も最新の情報を追加しながら、アップデートしていく予定です。
NFTでこれからの人生を豊かにしていきましょう。
コメント