パチンコ店での「盗難や当て逃げ」店側はどの程度協力してくれるか

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カメラの映像 トレンド
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こんばんはリルムです。

パチンコ店では日々いろんなことが起きます。

盗難や当て逃げなどもその一つですが、こういった警察沙汰になった時、「店側はどのように捜査に協力するか」ということで書いていきます。

実際問題、パチンコ屋に来て「モノを盗まれる」とか「クルマにキズつけられる」とかハラワタ沸騰の事案だと思います。

しかも地味に2万負けとかが追加された日には、相手を血眼で探して血祭に上げたいというのが正直な所でしょう。

ということで、今回は事件があった時パチンコ店はどのように動いているかについて説明したいと思います。

私は店長として6年ほど勤務しており、業界歴は通算15年くらいになります。

過去には色んな事件がありましたので、それらを例にしてみたいと思います。

パチンコ店での「盗難や当て逃げ」店側はどの程度協力してくれるか

ドロボー逮捕

結論から申し上げると、カメラを見てわかるのであれば全力で捜査に協力します。

例えば「財布がなくなった」「クルマに覚えのない傷がついていた」

こうした事案の場合、店舗の敷地内で起こったことが確実であれば、日にちや時間帯さえ分かれば捜査がしやすくなります。

お店は可能な限り「盗難や当て逃げ」の状況把握をしたい

6月12日の10時~14時の間に100番台の花の慶次を打っていて、トイレに行って帰ってきたら5000円入ってるカードが盗まれた。

このくらい具体的に状況が把握できると、該当時間の映像を確認すればほぼ犯人を特定することができるでしょう。

というのも、カメラの映像は録画されたものだと画質が粗く、秒刻みで操作するのは結構難しいのです。

さらにカメラも100個とかある中で一連の動きを確認していくので、あちこち切り替えたりと大変です。

特に駐車場のような離れた場所から広範囲を撮っている映像だと、厳密にクルマがぶつかったかどうかは分かりにくかったりします。

夜だとなおさらです。

なので、「時間」「場所」という二つの意味で範囲が限定されていると、それだけ事件解決に近づくというわけです。

パチンコ店の協力方法

事件が起こった時、パチンコ店はどのように動くかというと、まずは被害にあったお客さんから警察に連絡してもらいます。

これは面倒くさいとか、いじわるを言っているわけではなく、基本的に被害者がそこにいるなら本人が通報した方が早いからです。

我われは事情を聞いた警察からデータやカメラの映像を提供するように言われますので、それっぽい映像を差し出します。

たまにお客さんから言われるのですが、

ボビーオロゴン

「カメラで撮ってるんだからそれ見せてよ」

的なヤツ・・・

しかしこれは出来ません・・・

犯人っぽいやつの顔さえ分かれば、ソイツを探し出してぶkk○○・・・という気持ちは分かるのですが、万が一違った場合は責任取れませんし、想定外の二次災害になりかねません・・・。

なので、コチラとしては警察から要求されている情報を提供し、後は警察の判断にゆだねるというスタンスです。

その中でできることは全力で協力させてもらっております。

パチンコ店で盗難があった場合

逃げる泥棒

パチンコ店で盗難が多いものといえば、圧倒的に「カード類」です。

▶参考記事:パチンコ店で盗難が多いものはナニか

しかし、その盗難の手軽さゆえ捕まる可能性も一番高いです。

現金が入っているカード(コイン)、持ち玉が入っているカードそれぞれがいつどこに入っていたかをデータで確認することが出来ます。

取られたであろう時間の録画映像を見れば大体解決します。

このとき、さっさと清算して逃げられてしまうと、途端に犯人確保の可能性が低くなってしまうのですが、たまにパクっておきながら余裕で隣の台で打っていたりする人もいます。

犯人が清算して逃げた場合は窃盗事件として警察が動くことになりますが、店内に犯人らしき人がいればそのまま声を掛けて返却してもらうパターンになりますね。

その時に被害者の人になるべく見つからないように声掛けをしたりします。

もし見つかってしまったら

マンガのキャラクター

おどれが犯人かっっ!!

死にさらせ!!!!!!!

という、これまた二次災害に発展しかねないのです。

とはいえ、ヒト様のモノに手をつけたのですから、出禁はまぬがれないですけどね。

駐車場で当て逃げがあった場合

事故でへこんだクルマ

これまでの人生で、当て逃げ犯を確保できた確率は10くらいです。

先述した通り、夜はほとんど詳細を見ることができませんし、意外と死角(クルマの陰など)が多く仮にぶつかっていたとしても「音」が聞こえないので、証拠になるにはかなり車体が揺れるか、カメラの真正面で起こらないと分かりません。

先週の日曜日にそちらのパチンコ店に行ったんですけど、気づいたら右のバンパーにキズがついてて、もしかしたらぶつけられたかもしれません。

カメラで見てもらえませんか。

こういったヤフー知恵袋みたいな依頼は、ほぼ解決できません。

駐車場の場合、かなり遠くから広めに録画してるので、止めていた場所や時間が限定されていても分からないことの方が多いです。

オイオイ店長さんよ。

そんなんカメラつけてる意味あんのかよ?

すいません、事件解決の意味合いで言うと、あんま役に立ってないかも・・・です。

なので、目撃情報があったとか、映像が証拠として決定打になるようなクオリティだったかどうか。

この辺が駐車場系の事件を解決するカギになりそうですね。

まとめ

店内で事件が発生した場合、捜査には協力的姿勢です。

ただ、状況によってはそれ以上どうしようもなかったりしますし、お客さん的にはカメラ見ればわかるだろ?的な考えの人も多いんですが、細かく映像を分析するにはそこそこの時間を要するのです。

お客さんの心理としては、自分は面倒くさいことに巻きこまれた被害者であり時間もカネもムダにしている。

さっさと何とかしやがれ。

ということだと思うのですが、そこはついてなかった・・置いておいたオレも悪い・・・という風に半分はあきらめてほしいと思います。

もちろん犯人の野郎が一番の悪ですが、残念ながた捜査が出来ない以上、泣き寝入りしてもらう以外ありません。。。

店員や警察に横柄な態度を取る被害者の方がいますけど、コッチも面倒くさい事件を作り出した犯人にムカついてますからね。

敵は一緒です。

まあ。そんな痛ましい事件が起きないように日々我々は巡回しておりますので、怪しいヤツがいたらご一報いただければと思います。

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