トラブルからクレームに発展した王道パターン②

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前回の続き

シンフォギアで打てなくなったためにVストック1個分の大当りが無効になり、さらに色いろしている内にシンフォギアチャンスもスルーしてしまったというこの案件。

果たしてクレームの行方はいかに・・・・

アルバイトスタッフが対応に行ったときはすでに終了画面だったということで、打てなかったVストック分の大当りについて補償という流れになったのだが、そこの対応でまず責任者が捕まっていた。

クレーマーのSARU

責任者コーディ


「大当り1回消えたんだけどどーしてくれるんだ?」
「しかもそのあとの確変(厳密には時短)も終わっちゃったし」

「3万発出てたかもしれねーだろ!」

「そーですね。。。まあ今回は1回分の出玉ということでその補償で・・・」

「いやオレは補償の玉数もらいに来てるんじゃねーんだよ。」

「楽しみに来てるんだわ、これが出来なくなった責任はだれが取るんだよ?」

「(めんどくせーな)店長、ちょっと良いですか・・・」


と言う感じでかなり怒り狂っているSARUに対し、5分でメンドくさくなってしまったコーディ主任はさっさと店長に放り投げたのであった。

トラブル内容をもう一度確認。

裏詰まりによって打てずにVストック分の大当りが消えた。

ドタバタしているうちにシンフォギアチャンスがスルーした。

私の見解は・・・

Vストック分以外の補償できまへん(テヘペロっ)

というのもこういった突発的なトラブルによる出玉補償に関しては、地震とか天災系と同様で補償の対象にはならない可能性があるというPOPを貼りだしていたのである。

昔の確変と通常のみの機械と違って、V入賞とか時間制限のある機械とかはこういったことで補償うんぬんになるとキリがないからである。

昔の確変残しの閉店で1箱補償とかもやってましたが、これが無くなったのは警察の見解もかねての事であり、何でもかんでも補償になってしまうとコンプライアンス上良くないということもあります。

(確変は確率が甘いだけで次に当たるとは限らない的な)

なのでお客さんの気持ちも当然わかるのですが、こういったこちらの図りしれない突発的事案によるパンクとかのケースは補償しないというのが一つの考え方になっていたのであります。

ぶっちぎりターボ

以上のように丁重にお伝え申したのですが、やはり「ハイそうですか」とはならずクレームのレベルはどんどんヒートアップしていきました。

これは久しぶりにラチが明かなくなり、他のお客さんの目をあり事務所にて話をすることになりました。

Vストック分しか補償できない旨を何度も伝えましたが、聞き入れる様子はなく、SARUは同じことを繰り返すだけでした。

SARUの主張はこう

①せっかく当てた楽しみが消化できなかった

②もっと出たかもしれなかった

③他の人からクレーマーだと思われた

だから金をよこせ

Vストックのあとは純粋に11回のシンフォギアチャンスを外しているので、当然補償はありません。

しかしスムーズに消化できていれば当たってたかもしれない。とか

他の客から変な目で見られた精神的苦痛と楽しみを奪われた精神的苦痛。とか

なんだかんだで1万発の補償を要求してきたのであります。

また、「裏詰まり」を引き起こしたのは店の責任であって、ちゃんとメンテナンスしていなかった(指示していなかった)店長の責任であるので今すぐ辞めろ。

といったことも言ってきました。

もはやヒートアップの方向性は縦横無尽になり、

「補償なんていらねぇからオマエが辞めないかぎり納得はしない」

「この店をつぶすか自分が死ぬかそのくらいの覚悟で来ているんだ」

というようなことを言い始め、対応を続けるうちにSARUからネアンデルタール人に退化していってしまうような感じでした。

話は平行線で全く収束する気配がありません。

ネアンデルタール人も私の対応に飽きてきたのか、「エリア長を呼べ」と言い始めるようになりました。

こういったトラブルの事案については、店で解決するのが基本でありその最終点は店長ですので、あまり上司にはフォローは要求したくないのが本音です。

しかし、クレーマーがそう言っているし、何よりもクサレ面倒くさかったのでエリア長に増援依頼をしました。

すると、百戦錬磨のエリア長は話の流れを聞いて半笑いで「すぐ行く」と言ってくれました。

つづく

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