パチンコ業界で新卒が「辞めたい」と思う理由~笑顔のウラには

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追われる人 ビジネス

こんばんはリルムです。

新卒で入社して15年が経過しました。

今まで仕事を辞めたいと思ったことは8192回ほど、パチンコ業界から離れたいと思ったことも同じくらいあります。

社会人のほとんどが一度は仕事を辞めたいと思うハズなんですが、とりわけパチンコ業界はそう思う人が多いと聞きます。

何せ現役の店長である私がそうなのですから、新卒で入ったばかりの方からしたら当然のことでしょう。

今回はそんな辞めたくなる気持ちについて書いていきたいと思います。

過去に色んな新卒の子たちを見てきた中で、辞めていく子たちはどのような心理であったか?

その辺にフォーカスしていきます。

パチンコ業界で新卒が「辞めたい」と思う理由

頬杖をつく少年

新卒の子が陥ってしまう「辞めたい」という感情について。

この理由をまとめると以下の通りです。

・単純に面白くない

・社会から「犯罪者」みたいに見られている

・職場の人や上司と会いたくない

まず、新卒でパチンコ業界に入ってくる人のほとんどが「ほかに就職先がなかったから」という理由です。

・パチンコが好きだから!

・接客や人と話すことが好きだから!

・御社の研修制度や昇格制度に魅力を感じたから!

・・・

いやいや、他よりもパッと見の初任給が良かったからでしょ。

(何人も面接してきてるので騙されませんよ白目)

百歩譲って、大卒の子はパチンコの経験がある人も多いので業界を知っている可能性はあります。

しかし、高卒のしかも18歳の女子に限ってはパチンコのことなんか1ミリも知っているワケがありません。

仮にちょっとヤンキーの彼氏と一緒にパチンコをしたことがあったとしても、そこで働きたいという感情が金銭的な理由以外で出てくるとは思えません。

話が脱線しましたが、辞めたくなる理由について細かく見ていきたいと思います。

パチンコ店の仕事が単純に面白くない

パチンコ店

何よりも残念なことなのですが、入社したての頃は特にパチンコ店の仕事はおもしろくありません。

・ホール巡回(パチンコ・スロット・カウンター)

・台の清掃

・開閉店作業

この繰りかえしであり、3カ月~半年程度で慣れてしまいます。

本来は覚えることもたくさんあるし、仕事の考え方なども同時に学んでいくものなのですが、「やりがい」「スキルアップ」という角度で見ると頭打ちになっていきます。

「トラブル対応」「接客レベル」「業界知識」という意味ではスキルアップもあるのですが、これらを高卒の子たちが積極的に学ぶかというとNOですね。

それよりも厳しい接客の指導と研修、身だしなみに耐えれない人がほとんどです。

アパレルで働いている友人や、フリーターの方が自由に見えて憧れてしまうのですね。

私が担当した高卒の子は、「社員」という立場がプレッシャーを感じてしまうといって辞めていきました。

社会から犯罪者のような目で見られてしまう

駅のホーム

続いては世間のイメージです。

パチンコ店は連日お客さんで賑わっていますが、お金のかかる遊びであることも事実です。

なので、世間では反対派の人が多くいます。

また、パチンコ業界の経営者に韓国籍の人が多いこともあり、差別的な意味合いで嫌っている人も含まれています。

先日のコロナウイルスの感染拡大を機に、世間のパチンコ業界への声が多数聞こえてきました。

・違法

・グレーゾーン

・依存症

・社会の害悪

などなど・・・昨日今日始まったレジャーではないのですが、ここぞとばかりにマスメディアを使ったバッシングが記憶に新しいです。

これによって、世間の目はより一層パチンコ業界に鋭く刺さるようになりました。

現場で働き始めたばかりの新卒社員にとっては、大きくモチベーションを下げたことだったのではないでしょうか。

入社前の研修で、「お客様が大当りしたら一緒に喜ぼう!」みたいなことを言われていた人達はなおさら現場とのギャップに苦しんだと思います。

職場の人や上司と会いたくない

頭を抱える男性

最後は私が役職者で新卒の教育係になった時の話です。

私が研修した新卒の子でこんな子がいました。

・18歳で高卒の女性

・笑顔が得意で接客も良い

・しかし極端に打たれ弱い(クレームは100%泣く)

高卒の子なので、パチンコ店に入ったのは仕事として配属されたのが最初です。

研修で覚えたことをそのままマニュアル通りに実施する従順な子でした。

笑顔が得意で、接客が上手だなあと感心していたのですが、ある時朝礼が終わったあと、開店前なのにトイレから出てこないということがありました。

女性なので見に行くこともできず、そのまま開店してホールを回っていたら別のスタッフから「泣いているかも」との報告を受けたのです。

どうやら更衣室で着替えている時から様子がおかしかったらしく、すでに泣きそうだったとのこと。

事務所に呼んで話を聞いてみると、

「仕事が始まると思うと胸の奥がギュウってなるんです。」

「お店にも来たくないし、お客さんと会うのもコワいです。」

日々、笑顔で接客していると思っていたのですが、どうやらパチンコ店が合わなかったようで、コチラが気づかないうちに孤立していたようでした。

彼女はウツの初期症状だったと思われます。

ぶっちゃけ、我われとしては泣こうが喚こうが、仕事なので給料をもらっている以上はやり遂げてもらいたいと思っていました。

しかし、彼女にとっては毎日が人生の選択に関わるほどの問題だったのでした。

数カ月そんな思いをためてしまった結果、身体が拒否反応を示したのですね。

今思えば、早めに気づいてあげられず申しわけなかったと思っています。

それから半月ほどで彼女は退職しました。

パチンコ店の新卒で残る人はごく一部

はい。

そんなわけで、パチンコ店への就職をした新卒は色んなキッカケで辞めていきます。

心身ともに若い高卒、特に女性だと1年持てば良い方です。

もちろん向き不向きもあると思います。

初任給に魅力を感じて応募してみたは良いけど、実際はイメージと違ったり、意外な所でストレスを感じてしまうかもしれません。

しかし、前述した高卒女性みたいに「ウツ症状」が出てしまうくらい悩むのは、身体に毒です・・・。

日本だけみても数百万の会社が存在しています。

その中の最初の1個目が自分にとって天職になる可能性がどれほどのものか。

きっと悩むとは思いますが、サッサと別の選択肢をとるのもアリなんじゃないでしょうか。

昔と違って今は40代でも転職をする時代です。

アパレルが良いならアパレルに行けば良いし、フリーターがラクそうなら一旦その道に行っても良いと思います。

笑顔で自分を隠すのは集団生活を乗り切るために大事なことですが、それで心の負担が増えてしまっては意味ないですからね。

「お客様に楽しんでもらう!」

研修でこんなことを言われると思いますが、それをやるために自分が身を削って犠牲になってたら全く笑えませんよ。

もし自分が「サービス精神無くなったな」と感じたら早めに辞めた方が良いですね。

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