辞めていくパチンコ店の役職者がサクッと転職していく件【理由とその先】

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転職 ビジネス
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こんばんはリルムです。

店長として5年ほど経過し、いろんな部下と関わってきました。

当社はあまり同一の店舗に長期滞在することがない方針なのですが、これは役職者も一緒だったりします。

大体1年~2年くらいのスパンで別の店舗に異動するのです。

人事異動には色んな理由があると思うのですが、同じ店舗で業務が怠慢になったり不正が出ないようにというのが主なものかと思われます。

そんな中、残念なことに辞めていく役職者も多くいます。

特に「人事異動の後」というのが最も多く、最近では異動の度に退職~転職の相談を受けている状況です。

今回はその時の内容や私の経験をもとに書いていきたいと思います。

20代~40代の役職者がナニを思っていて、どうなったのかを掘り下げていきます。

辞めていくパチンコ店の役職者

コップに注ぐ水

パチンコ店において役職者は大事な存在です。

アルバイトのホール業務とは違った事務作業であったり、新台入替や各業者とのやり取りを行わなくてはいけないからです。

しかし、ここ最近離職率が上がっているのは間違いありません。

役職者になりたての若い社員に限らず、40代の既婚者までもその中に入っています。

彼らが思っているのはこんなことでした。

・接客が好きになれない(20代班長)

・ホールより事務作業がしたい(20代班長)

・同じことの繰り返しで仕事がつまらない(30代副主任)

・このまま定年までホール中心の仕事が出来るか自信がない(40代主任)

年齢によって悩みの理由や深さは違いますが、その人ごとにマイナスの感情が重なっていた結果なのかなと言う感じです。

しかし、どのケースも「やめようかなと悩んでいる期間は長い」のですが、私と面談した後、割とサクッと転職しているんですよね・・・

なんか最近私の存在が「転職エージェントリルム」となりつつあり、人事部から目をつけられているようです。’Д’)

私の下につくとみんな転職していくからということなんでしょうか。

引き留めもしないで貴重な人材を放りだしているヤツだと思われていたら、誠にイカンですが、私は本人が望んでいるなら背中を押すのも上司の役割だと思ってます。

(といいつつ店長が転職しようとしてましたが▼

気乗りしないまま仕事をしてもミスや不正に繋がるだけなので、取りあえず人がいないからという理由で引き留める方が無責任ですよね。。。。

まあそれはさておき、さっそく20代の責任者の話からしていきます。

【20代班長】接客がキライ。事務作業したい。

勤続年数は3年ほど。

大学卒業後、新卒で入社した25歳です。

すぐに班長として現金担当業務をしていました。

パチンコ店の役職をステップアップするには割と調子よく来ていたはずだったのに、どうも不満を抱えているようでした。

叫ぶ少年

「会社の接客研修なのに、なんで休み取って行かなきゃいけないんですか。」

半年に1回くらい開催される「接客研修」があります。

接客の力で差別化を行って他社よりも抜きに出るというのが研修の目的なのですが、ここで会社の思惑との摩擦が発生したのです。

会社:「接客力上げるのは自分の能力を高めことだから自分への投資だろ。そういうのは仕事とは別だから休みを使って来い」

班長:「会社がやってる研修なんだから休みとは別でしょ。その接客も仕事で使うんだし。よってここで休みを消化されるのはおかしい」

と、このように会社の研修体制に不満を持っていました。

そこからは若さゆえなのか、雪崩式にモチベーションを落としてしまい「だったら接客なんてしたくねーし。」ということで転職の道を選んだのでした。

接客をリタイヤして事務作業になれば、お客さんに気を遣うこともなく、余計な研修やストレスを生まなくて良い・・・

至極、全うな意見ですねw

私にはこれをムリにでも振り向かせ、会社で上を目指すように仕向けるのは不可能だと判断しました。

彼が若いからとか関係なく、会社に不満を持って今の仕事がストレスになるなら早めに転職するのもアリだな。と逆に感銘を受けたような気分でした。(だから怒られたのか)

辞めたいと思ったのは結構前だったらしいのですが、遊びながら仕事探しをしていて1年ほどかけて転職していきました。

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【30代副主任】同じことの繰り返しでつまらない

あくびするライオン

中途採用の副主任です。

年齢は34?だったと思います。

ある日、次回の昇格試験(主任に昇格チャンス)を受けるかどうかを確認したところ、「実は、あんまりヤル気なくて辞めようと思ってます。」とのこと。

理由は

毎日が同じことの繰り返しだから。

朝、金を数える

昼、景品や稼働を入力する

夜、金を数える

それ以外ホールで接客

基本的にはこのループです。

実は役職者の業務はドンドン減っています。

下がるグラフ

その理由としては以下の通りです。

 

①イベントがなくなった

②新台の台数が減った

パーソナルシステムが定着した

①イベントがなくなった

イベントがなくなったことで、それにまつわる告知や準備がいらなくなりました。

今はWEB関係も多数取り扱っていますので、ピーワールドやDMMなどの更新は役職者がやる仕事でした。

今はイベントが出来ませんので、たまに来るライターや取材の時にちょこっとコピペをする程度ですね。

②新台の台数が減った

昔は新台入替の台数が多かったので、週末になるとその準備で1日使うこともあったほどです。

1ボックス40台の他に細かい機種が5~10台となれば、相当な仕事量になります。

しかし今となっては10台入るのも珍しいレベルです。

新台入替に使う時間が大幅に減っていますので、それ以外の時間はホール業務がメインになります。

③パーソナルシステムが定着した

意外と大きいのがコレだと思ってます。

ホールに出てもやることがないんですよね”(-“”-)”

腰を痛めるような肉体労働からは解放されたんですが、ホールが忙しいとか楽しいみたいな雰囲気はなくなりました。

贅沢な悩みだとは思うんですが、バタバタしているホールをやりがいと感じていた人も多いんじゃないでしょうか。

つまり、役職者はホールでも事務所でもやることがないんだと思います。

これによって今の仕事に疑問を感じてしまうため、モチベーションが下がる人が増えているのが現状です。

店長としては色んな業務を与えてモチベーションを高めたり、マーケティングの勉強を教えたりとできるだけモチベーションの維持に努めたのですが、まあ正直今の状況だと責任者の価値は薄れているな・・と思ってしまいますよね。

【40代主任】このまま定年までホール中心の仕事が出来るか自信がない

頭を抱える男性

最後は業界歴20年のベテラン主任です。

40代で既婚、子持ちです。

まずはこの人が衝撃的な発言をしました。

最近は、毎日毎日なんでこんなゴミども(お客さん)に頭を下げなきゃいけないんだ!って思ってます。

私はコレを聞いた時思わず笑ってしまいました。

直属の部下にメチャクチャ危険な思想をもったヤツがいたからです。

しかし、彼がこのようになってしまったのも原因があります。

 

・再三の昇格試験に落ちたこと

・お客さんから強めのクレームをもらったこと

業界歴20年なので、店長をめざして努力はしてました。

しかし、なかなか結果が残せず主任から上に上がれなかったのです。

ここで

年齢も40になったし、このままなれるか分からない店長に挑戦していくのはどうなんだろう。

子どもが成人するころ50とか60になってもホールで働いていられるのであろうか。

こういった疑問が生まれてきたようです。

確かにいろんなパチンコ屋を見てきましたが、店員で50歳くらいの人はいても60代の人ってなかなかいないような気がします。

店長であればデスクワークもあるので、ある程度年齢が高くても成立するのですが、ホール業務がメインになっている役職者がはたして機能するかというとビミョーです。

彼にとっては苦渋の決断だったと思います。

結婚して子どもがいるのに、一時的とはいえ無職になるわけですからね。

実はこの思いも数年続いていたとのこと。

次の試験に落ちたら辞めよう・・・と思っていたけど、転職先があるか不安だし家族も養わなくちゃいけない・・・

そこでトドメを刺したのが、お客さんからのクレームでした。

結構前に書いた話がありました

結論を書くと、トラブルで大当りがパンクしてしまい、その補償はどーするんだ!という内容で詰められたのです。

モチベーションが下がっていた中で、ちょっと大き目なクレームが来てしまい辞める決断をしたということでした。

結果的に

最近は、毎日毎日なんでこんなゴミども(お客さん)に頭を下げなきゃいけないんだ!って思ってます。

このような暴言を吐きながら辞めていくという結末になってしまったのです。

年齢は関係ない。不満が募る職場はすぐに離れましょう

このように日々、部下が転職しています。

店長の役目はモチベーションの向上と言われるのですが、私は転職することでモチベーションが上がるならそれで良いのでは?と思います。

人生で転職をした人とそうでない人がどれほどの割合になるのか不明ですが、最近私も転職アリかなーなんて考えたりします。

1年で3回も4回も無計画に転職するのはさすがにNGだと思いますが、人生1発目の会社が大当りする確率なんて1回転で北斗無双当てるより難しいですよね。

どのサラリーマンも「当たったような感覚」になるまでその会社で粘りますけど、パチンコと一緒で青天井でハマることもあると思います。

心が折れたら一旦やめるか、台移動するのが立ちまわりってヤツです。

暴言吐いて辞めてった主任も、会社と自分の立ち位置から「人生の期待値」的なモノを算出したのでしょう。

良く誰かが「辞める」と周囲にもらすと周りの士気が下がる。

なんて言われたりしますが、それって「オマエだけずるいぞ」みたいな感覚なんですよね。

みんな仕事したくないし、今の職場に不満があります。

残された人たちは「今の会社に居る自分を否定された気持ちになる」これが士気を下げるという意味です。

でもぶっちゃけそんなことは関係ないですからね。

辞めないと自分の方が参ってしまいますので・・・

そんなわけでパチンコ店の将来性や今の会社に不満がある人は、どうぞ転職してください。

別に罪悪感なんてないと思います。

転職していった彼らが今どうしているのか分かりませんが、少なくとも「接客がイヤ」「同じ仕事の繰り返し」「お客さんをゴミだとおもう」ような心境は変わると思いますよ。

役職者は中途半端に責任を取らされやすい損な立場です。

待遇や仕事に不満があるなら辞めてもOKです。

日本は労働者に優しい国ですので、なんとかなります。

ちなみに私の市場価値をサイトで調査したら以下の結果でした。

市場価値

心が揺らいだっすよ。

 

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