こんばんはリルムです。
なんか部下のやる気が落ちてきてるような気がする・・・
・全く笑わない
・っていうかしゃべらない
・自分の与えられた業務を終えたら秒で立ち去っていく
こんな部下に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
ワタシは悩んでいました。
「人員不足」と「人件費削減」のダブルパンチ。いや、「パワハラ」とか言われたらトリプルパンチ。「ヤル気ねーならヤメちまえ!」なんてセリフはとっても言えないな。。。
今回はそんな時に逆転の発想で部下のモチベーションが上がった話をしたいと思います。
やる気のない部下のモチベーションを上げた、たった1つの方法
やる気ない部下にやる気を出してもらう方法
結論からいうと、「部下に明るい未来を見せる」ことです。
抽象的なんですが、これが本質でして、部下がドンドン辞めていくような職場では、これができてないのだと思います。
やる気のない部下には「明るい未来」を見せよう
ワタシが実際に部下にやる気を出してもらった具体例はこれです。
・何でも良いから資格取ってみたら年収上がるんじゃね?
その時の部下はこれだけでモチベーションが上がり、今はワタシと一緒の店長まで昇格しました。
モチベーション低下の原因は「金」と「マンネリ」
というのも、パチンコ店には部下のモチベーションが下がりやすいシステムが出来上がっているんですよね。
中でも「金」と「マンネリ」はパチンコ店で良く起こるモチベーション低下の要因です。
・「金」・・・給料が上がらない。
・「マンネリ」・・・スキルアップがない。同じ仕事の繰り返し。
とりわけ、この悩みは社員~中間の役職者に多いと思われます。
店長まで行けば、日々変動する数字があるので何となくやりがいを見出すことはできるのですが、それ以外のポジションは、ほぼ確実にマンネリ化します。
そして、給料は他の業種と比べて高いとされているパチンコ業界ですが、高いのは最初だけで、そこからの伸び率はほぼ横ばいです。
金ももらえないし、仕事のやりがいも見いだせない・・・・
パチンコ店の離職率の高さはこの辺が課題ですね。
資格取得から見えた部下の心理
そこで、彼がやる気を喪失している理由が何となくわかったワタシは、資格の取得を勧めてみました。
ここでの狙いは
・資格手当で年収アップ
・それを糧に国家資格まで取れれば、転職できるかもしれない
・マンネリ対策で、逆に「勉強」という新しい風を送ってみた
こんな感じです。
要するに、
「資格」の勉強をすれば今のなんとなくやる気でない状況から脱出できるかもだぜ。
という可能性を見せてあげたんです。
誠に単純な話ですが、彼はこれでモチベーションが上がりました。
「良し!仕事が終わったら勉強して資格取得を目指そう!」
部下の彼には、「資格を取れば年収が上がる」という具体的な明るい未来が見えたのだと思います。
・今とは違った仕事が出来るかもしれない
・今とは違った生活が出来るかもしれない
・今とは違った自分になれるかもしれない
まずもって、上司がやるべきことはこういった希望が持てる環境を作ってあげることですね。
その会社で、そいつが仕事を続けるかどうかは次の問題です。
資格を取れば資格手当をもらえる
「資格手当」については、会社によって様ざまだと思いますが、「簿記」や「英検」「ビジネスマナー検定」などは月いくらかの手当がつくところもあります。
なかなか給料が上がらないのであれば、こういった所で給料を上げる努力をするのも一つの手ですよね。
モチベーションが下がっている=辞めたいと思ってる
・全く笑わない
・っていうかしゃべらない
・自分の与えられた業務を終えたら秒で立ち去っていく
最初に例に挙げた、これらの症状。
部下がこの状況の時は、すでに「辞める」という考えを1259回くらい思っているハズです。
そこで、逆に「転職に有利になるため」ということで資格取得をおすすめすると効果があります。
今日仕事終わったら、取りあえず本屋行きます!
みたいな感じで、元気になってくれました。
冒頭で書いた、逆転の発想でモチベーションを上げたというのはこのことだったというわけです。
仮に、そこでホントに転職してしまったとしても、彼にとって、今の職場が苦痛なのであれば、モチベーションを上げつつ別の道を案内するのも上司の仕事だとカッコつけておきましょうか。
モチベーションの低い部下に足りないものは「情報」
今回の記事では、資格の取得や転職にこだわってきましたが、別に手段は何でも良いです。
逆に一番ダメなのが、
「仕事なんてみんなやりたくねぇんだよ」
「オレだってキツイ計画の数字追わされて大変なんだ」
「まあ、そう言わないでがんばっていこうぜ」
こういう、その場しのぎにもならないセリフですね。
過去のワタシも給料が安いと嘆いていた時に、その時の店長にこんな話をされて、居酒屋でグチを言っていた気がします。(25歳くらいの時です)
結局のところ、やる気のない部下はこのように思っているのです。
・月20万くらいの給料で今後も上がるか分からない。
・投資家とか実業家とか良くわからないけど、うらやましいな。
・転職するにも何かやりたいこととかないし。
要するに、金や仕事内容を変えたいけれど、そのやり方が分からない。
↓
圧倒的な勉強or情報不足というわけです。
自分が積極的に自己啓発をして、部下にもその環境を与える
自己啓発というと幅が広いですが、やる気ない部下は、世間の情報や金の稼ぎ方を知っている人の話を聞きたがります。
例えば、副業でも良いし、資格や投資の話でも良いです。
何かしらの勉強をすることが、収入や仕事のやりがいを見出すことにつながるというのを教えてあげるわけです。
すると、「あー今の自分では収入が低いのは当然のことだったんだ」と分かってくれる場合があります。
ちなみに、ここで「イヤ、オレは天才だ。オレはがんばっている。全ては会社のせいだ。」
といったスタンスになってくる子は病気です。
「逆にキミじゃなきゃできないことって何かある?」と、やさしく問いかけてあげましょう。
なので、まずは上司である自分が自己啓発をして、会社に依存せずに生涯年収を上げるためにはどうしたら良いかを答えられるようにしなければなりません。
ワタシは、これでも勉強しまくってます。仮想通貨の話なんて、部下は飛びつくと思いますけどね。
【まとめ】やる気ない部下のモチベーションはこうして上げる
というわけで今回は以上です。
・仕事以外に打ち込める自己啓発を促す。
・自分も圧倒的に勉強をする。
・カネを稼ぐ・仕事の環境を変えるという明るい未来を見せる。
今の職場でダマしダマしやる気を上げようとしても、部下はついてきません。
なぜなら、「この会社で何年かがんばっても、行き着く先はアナタ程度のポジションなんでしょ?」
と言う感じで、部下には会社に夢がないのバレてます。
なので、仕事は仕事でやりながら、収入や転職を見越した次のステップがあることを具体的に見せてあげるのが上司の役割かと思います。
ダメな会社は山ほどありますが、「とりあえず、みんなツライんだからガマンしてがんばろうぜ」みたいなキレイごとは、一番のNGワードですね。
その会社でがんばることが解決策ではなく、今の自分を変えたいというのが彼らのホンネなので。
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