こんばんはリルムです。
先日、ワタシの店に社長が現れるというイベントがありました。
店舗に経営者が足を運ぶことは珍しい現象ではないのかもしれませんが、現場としてはあんまり嬉しいもんじゃありません。
というのも、
・細かい清掃が行き届いてないといったクレームが来る
・バイトがオレに挨拶しなかったとか言われる
・なんでこんなに稼働が悪いんだとか言われる
・その他なんかワケの分からない因縁をつけてくる
このように、現場の人間には「なんかあったらヤベー」みたいな心理が働くのです。
まあ、100%こういうパターンではなく、激励チックなものから、近況を見に来ただけってこともありますので、こっちがムダににソワソワしているだけなんですが。
そこで今回は、
「せっかく社長が来たのでいろいろと質問をしてみました。」
というコーナーでお送りしたいと思います。
いやおまっ、ソワソワしてんちゃうんかい。
って話なんですが、いろいろと営業とか数字のコトを聞かれると答えられないので、逆に質問して限界突破したというエピソードです。
それでは行ってみましょう。
パチンコ店の社長にいろいろと聞いてみた
今回、社長から「最近どうだ?ナニかないか?」みたいな投げかけがあったんで、思い切って聞いてみたんです。
パチンコ業界はずーと厳しい状況なんで、今後コレに頼る経営はリスクが高いと思うんですけど、ウチの今後は事業展開とか部署増設とか具体的に生き残るためのビジョンがあったりするのですか?????
たぶん、ここまでダイレクトに社長に質問する社員ってあんまいないと思うんですけど、まあ死ぬこと以外カスリ傷なんで、ブログネタにもなるし聞いてみたワケです。
ちなみにウチの会社はパチンコ事業以外にも、飲食はもちろんのこと、土地の賃貸収入やその他のレジャー事業を手掛けています。
が、しかし。
お分かりのとおり、コロナの状況でその他事業も業績は低迷。
基盤であるパチンコ事業の後方支援としていたハズが、皮肉にも足を引っ張るカタチになってしまっています。。。
おいおい、会議とかで業績がどうのこうの言ってくるけど、逆にそちらは経営者としてこの状況をどう考えてるの?
という、遠回りなカウンターパンチです。
【結果】社長の答えは実に曖昧なものであった
うちの会社の今後はどういう風に展開していくのか・・・・
この質問の結果、社長はしばしの沈黙の後、ゆっくりと話はじめました。それはさながら「静かなる巨人トキ」を彷彿とさせるオーラです。
「そうだな。オマエの言っていることは正しい。まさに今はそっちに注力すべきなのも分かっている。」
「だが、まだ動くときではないようだ」
・
・・
・・・
・・・・・・
イヤ、なんそれ!!!!
ここからちょっと現実的な話をします
まず、ワタシが会社の数字とかを気にするようになった時は、パチンコMAXタイプの全盛期でした。
そのころから、営業会議で良く言われていたセリフがコレです。
「非常に厳しい状況ですが・・・」
「計画の売上・粗利が未達でした・・・大変申し訳ございません・・・」
要するに、パチンコ店の業績はどうも芳しくないらしい。
業績が未達なので、当然会議といえば怒られる場所。
こういったイメージがあったのです。
しかし、よく考えたら、パチンコ業界で前年の数字を追い続けること自体が無謀な話であって、店長の手腕だけで業績がうなぎ昇ることなんて、ほぼムリです。
死ぬほど努力しなければいけない市場=それってつまりレッドオーシャン
・そもそも増えすぎたパチンコ店
・風営法で邪魔される営業
・差別化が難しい業態でチープな顧客の奪い合い
簡単に説明すると、パチンコは儲かるビジネスモデルとして、戦後に日本に残った韓国、朝鮮系の人が発展させたものです。
で、それが日本全土に広がって、15年くらい前まではコンビニと同じくらいパチンコ店が立ち並んでいました。
これが依存症とかの社会問題と化学反応を起こし、パチンコ市場は下降。
軒並み店舗数は現象し、弱小法人は撤退を余儀なくされています。←今ここ
今まで不況知らずでブイブイ言わせていた業界が、今や狭い餌場で食い合い状態。
つまり、単純にパチ屋が多すぎたんです。
なので、今のパチ屋に求められているのは多角的な事業展開なのであります。
こっからパチンコ店の経営者をディスります
よもやよもや、パチ屋はゲームチェンジの時代に突入しています。
SNSをうまく使ったプロモーションで業績を回復しているお店もあれば、いまだにチラシやCMで費用対効果の分からないコトをやっている店もあったり。
風営法でできることが限られてきているので、生き残るために変化をしなければいけないのは当然のことですね。
そして私が思うに、ここらで経営者の人たちはリアルに危機感を持って営業した方が良いのではないかということです。
2世タレントは大抵バカ
ここから先は盛大に経営者ディスリです。
パチンコ業界は韓国系の人が発展させ、日本人の経営者もちらほらやっています。
そんな中、2代目、3代目の経営者に移り変わっているトコもあると思います。
そんで、基本的に経営者は2代目以降のくせにエラそうという風潮があります。
自分でビジネスを起こしたわけじゃなく、先代の土台にたまたま上がれて居座っているだけのヤツは無価値です。
かくいうワタシも経営経験ゼロなんですが、ブログで収入を発生しているという点ではゼロ→イチをやり遂げてますんで、運だけでポジションをもらえた人よりはまともな脳ミソを持っています。
ナニが言いたいかというと、これだけ会社が危機的状況なのに、2世タレントはバカでビジネススキルがないので、ナニをして良いか分からないということになってるんです。
当然、今のトレンドも知らなければビジネスモデルやIT関連など全く分かっていません。
しかも、勉強もしていないんだそうです。
普通に生きてきた結果、気づいたら社長になって、年収〇千万もらっているというヤツにビジネスを構築するスキルなぞ備わっているワケがないのでした。
バカな経営者でもヤバいのは分かってるらしく、色いろと言ってきます。
しかし、出てくるセリフは
「何とかせい」
「ほかに負けないようにしろ」
「オマエができないならできるヤツを雇うだけ」
今の時代、にわかには信じがたいかもしれませんが、パチ屋の内部ではこうしたやりとりが横行しています。
で、肝心の経営者がナニをしているかというと
お疲れ様でした。
パチ屋の社員は今すぐ金を稼ぐために努力すべし
といことで、大手の体力ある法人、あるいは時代の流れに従順なうまい法人は今後も生き残るでしょう。
しかし、ビジネスチャンスが分からず波に乗れない経営者がトップにいるとこは、そのまま衰退していくはずです。
だって、見るからに縮小している市場で画期的アイデアを出す確率よりも、世の中で成功している業種からちょっとずつアイデアをもらって、事業展開した方が可能性高そうじゃないですか。
仮にいま、利益がプラスになっているとしても、次の3年~5年の間にゲームチェンジは続きます。
さっさと事業展開のことを考えて、それができる社員の育成に資金を投下していかないと、パチ屋だけではムリゲーなフェーズになってきていますよ。
GAFAの戦略からフリーミアム戦略まで、ビジネスモデルはできるだけ多く仕入れておくのがアイデアを出すキッカケになるというワケですね。
このように、社員の人はいますぐナニか稼げる情報を収集して、そこを目指して動くべきかと思います。
パチ屋の2世経営者へ
パチンコ店のような売上規模と利益率を確保できる事業なんてなかなかないです。
だから、事業展開に二の足を踏んでいるのでしょうが、であればせめてビジネススキルを学んでください。
あなたがパチ屋の役員なのは、天文学的な偶然によるものであって、あなたの能力ではないのです。
この勘違いによって、「オレはエライ」「オレは金がある」という幻想を抱かれると、裸の王様が出来上がってしまいます。
役員報酬だけもらっておいて、現場にあれこれモンクを言ってくる経営者は、現場にとって最も悪質なクレーマーですね。
ということでワタシは自分で企業できる能力を身につけていきたいと思います。
仮にもこの経営者に雇われている身なので。
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