こんばんはリルムです。
令和3年。
我われはYouTube全盛期を生きています。
皆さんもそうですし、小学生とか幼稚園の子どもだってそうです。
テレビではできないようなハラハラドキドキなコンテンツは、素人がやっても中途半端にタレントを使うより効果的にお茶の間にエンタメを届けられるという魅力があります。
たしかに、YouTubeの方がヤラセ感もなければ、ギャラとかの大人の事情もないので純粋に配信者が面白いと思うモノを発信できるのは強みですよね。
しかし、そんなYouTubeにも欠点があって。
それはもう、あの「ウザってー広告以外」ないでしょう。
うわ、広告始まったし。と思ったら「スキップ連打↓↓↓↓↓」
視聴者にこれほど嫌われてるのに、それでも広告をぶち込むのは、もはや狂気の嫌がらせとしか思えません。
今のYouTubeって、広告配信者と動画配信者で勝手にウィンウィンしてるだけであって、ユーザーさんが不満を持っているというサービス業界であるまじき姿となっています。
とはいっても、配信者にとっては「収益化」が魅力であって、視聴者にとっては「無料」が魅力である以上、ここが着地点なのは致し方ないのですがね。
そんなわけで。
今回は今でこそメジャーになったユーチューバーというビジネスをされている方へ、YouTube広告の在り方について良い方法を教えたいと思います。
ウザがられるYouTube広告はどうしたら良いか
結論は広告をコンテンツ化すれば良いということになります。
サラッと言いましたが大事なことなので、詳細をつづっておきます。
キングコング西野さんが面白いこと言ってた
Voicyという音声配信サービスの話です。
詳しくは聴いてもらえばわかるんですが、20年前くらいに全盛期を迎えていた若手お笑い番組の「はねるのトびら」という番組でのこと。
本来テレビというのはスポンサーありきなんでCMが必ず入るのですが、この番組の場合は出演芸人にそのままCMをやらせていたということです。
冒頭で話した通り、CMというのは基本的に嫌われるものであって、本編を楽しみに見てるのにいきなりCMの画面に切り替わったら誰しも不快になると思います。。。
当時の記憶が曖昧なのですが、はねトびを見ていた側としてはそんなことあったかもという感じです。
確かに、インパルスやロバートなんかがコントの延長みたいな感じで商品やサービスを紹介していたような気がします。
Voicyの内容からすると、「じゃあ、今からCMです!それではどうぞ!」みたいな感じでコント風のCMが始まっていた様です。
見たくない広告から見てしまう広告へ
とどのつまり、演者がそのままCMに入るというのは、売り込み要素が極限まで排除された広告なので、番組を見ているそのままのテンションで見てしまうというメリットがあったのです。
たしかに、テレビだと「この後、衝撃の事実が・・・!?」とか、「驚きの金額は〇#&%円!!!」みたいに盛大に煽るパターンが多いですよね。
あれって結局、今からツマラナイCMを挟みますけど、チャンネル変えないでね。
という盛大なフラグなワケじゃないですか。
だとしたら、プロモーション下手過ぎるかと。。。。
結局、テレビ側もCMのインプレッションなんてのはどうでも良くて、視聴率さえ取れてればスポンサーに顔向けは出来るだろうという算段が見えてしまいます。
だとしたら、演者にそのままCMをやらせるというのは、ある意味画期的なやり方です。
ちなみに、最近はバイキングでも坂上忍がこの「流れCM」やってますけど、ビジネス感が出すぎて逆効果ですね。
番組の延長でCMを打つのが得策といっても、CMを打つ側のノリというか、純粋さやキャラクターは重要です。
はねトびがCMまでしっかり見られたのは、ここにもエンタメ要素があったからです。
そもそも好感度が低い坂上忍が歯ブラシを宣伝しても、まるで効果ナシですね。
YouTube広告の今後の在り方は
ということで、今後のYouTube広告も変化が必要だと思います。
起業はGoogleに広告費を払って「テキトーに広告流してくださーい」ではなく、「これだ!」と思った演者に広告費を払うというやり方になっていくべきです。
まあ、そんなユーチューバーが増えたら確実にGoogle側が対策しに来るとは思うんですが。
ただ、AIで自動的に検索ユーザーに最適化された広告とか、そもそも気持ち悪いじゃないですか。
ちょっとプログラミングのこと調べたら、出てくる広告が全部プログラミングスクールに切り替わるとか、どんだけアホだと思われてんの。。っていう。
アホっていうかカモですね。
GAFAの中枢の奴らは人類を「検索できるサル」としか思ってないんじゃないかってくらい、マッチングしてきやがります。
巨大企業マジファック!
便利に利用させてもらってますけど、それってホントにユーザーファーストなの?っていう。
ユーザーが広告を嫌うのを知ってるGoogleが一番検索結果に広告出してますからね。
何の話でしたっけ。
ええっと、要するに、CMが嫌われる理由は「番組を楽しみにしてるのにCMの野郎が中断しやがる」ってことなんだと思います。
ただ、そうも言ってられず。
どうしてもCMを入れなければいけないのであれば、そこにインフィードしたやり方をもうちょい考えなければいけないんじゃないかってことです。
ここでヒカキンとか有名どころを使ってもダメなんですよ。
彼らレベルの知名度になるとどうしても宣伝臭が出てしまうので。
なので、伸び盛りのユーチューバーに思いっきり、「CM」と称してコンテンツに加味させる広告の手段が、結構アリなのかなと思ったりしています。
広告はそもそも嫌われるものなので、不特定多数めがけて配信すると、逆効果もありえます。
であれば、特定の分野で企業のコンセプトに合いそうな人に宣伝させた方が効果があるし、視聴者もいちいち「5秒前」から「スキップ」押す親指のスタンバイをしなくて良くなります。
もう一回言いますが、視聴者は動画の途中でCMに切り替わるのがメチャクチャストレスなんです。
だから広告が嫌われるんですよ。
でも、それが配信の一部とか、演者が宣伝する面白いものであればその時点でインプレッションは各段に上がるはずです。
お互いにとってWINWINなのはどっちなんだって話ですよね。
これって実は中小とかベンチャーの起業ほどチャンスな事案だと思うんで、自分の会社の宣伝にマッチしそうなユーチューバーはある程度確保しておいて損はないのかと思います。
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