こんばんはリルムです。
NFTに関する情報を見ていたら、たまたま「NFTアートには手を出すな」というキャッチフレーズを見かけたので、さすがに今さらこんなこと言う人いないだろ~とか思いつつも、今回はこれについて書いていきたいと思います。
NFTアートには手を出すなと言われている理由
まず、ワタシ自身、NFTアートにガンガン手を出してますw
売ってるし、買ってるし、毎日オープンシーを眺めては新しいコレクションの挙動を見て楽しんでいます。
ゆえに、NFTに関しては完全な「肯定派」というわけなんですが、ポジショントークにならないために、一旦「否定派」の意見もいろいろと収集してみました。
穿った見方しかできない大人気ないやつだと思われたらアレですからね~
まずはスタートラインに立つべし▶NFTアートの最も簡単な作り方・始め方【知識ゼロから販売方法まで】
NFTアートに手を出してはいけない理由①投機的意味合いが強い
さて、まず否定派意見の一つ目は「NFTは投機的意味合いが強い」というもの。
これは要するに、
NFTアートとかこんなんバブルだから高額のETHで取引されてっけど、結局アート的な側面は誰も気にしちゃいねーでしょ?
価値が上がりそうなヤツがポイポイ売られてるだけで、稼げそうだと思って登場したミーハー野郎は爆損するだけっしょ。
ということだと思います。
確かに海外では投機対象としてNFTを購入する人は多いけど
たしかに、海外ではNFTの新規プロジェクトをこまめにチェックして、ホワイトリストの登録から先行販売に手をかけている人も存在します。
ただ
投機的な意味合いでいうNFTは、仮想通貨の草コインと一緒です。
どのプロジェクトがヒットするかなんてわからないし、そもそもそんなに多くの金を一度に投資できません。(買おうと思っても1億円分とか、まず買えない)
クリプトパンクスやBAYCのようなプロジェクトは、超レア中のレアです。
長期的に売買されて、一つのNFTが100ETHを超えるようなパターンは、まあ厳しいでしょうね。
なので、この辺のことを踏まえて、投資家のなかで「NFT専門」で売買益を出してる人って、世界を見てもそうそういないんじゃないですかね。
たぶん日本人はNFTを投機対象としてない
それに、日本人のNFTコミュニティを見ていると、そもそも彼らはNFTを投機対象としてみていません。
最近だと、CNP(クリプト忍者パートナーズ)という22222体のジェネラティブアートがローンチされたんですけど、みなさん売却よりもgiveawayをして盛り上がっています。
【第3回 #CNP #NFTGiveaway 】
— あきaki-nft.eth暗号資産 (@aki_039) May 21, 2022
22日は忍者の日ということで、ナルカミを #Giveaway します!
✅Follow@CryptoNinja_NFT @aki_039
✅Like&RT this tweet
5月24日の18時まで!! pic.twitter.com/0KmvdL0Lut
CNPのツイッタータイムラインを追いかけてみて下さい。
学園祭のような盛り上がりになっています。コミュニティの強さがうかがえますね。
なので、今の日本のNFT市場にとって、投機的な意味合いは皆無なんですよ。
お札が入れば良いだけなのに、ルイヴィトンの財布を買う。
移動できれば良いだけなのに、レクサスを買う。
時間が分かれば良いだけなのに、ロレックスを買う。
自分だって分かれば良いだけなのに、NFTをSNSのアイコンにしちゃう。
全部おなじことです。時計を安売りしてるホームセンターがロレックスを詐欺とか言わないでしょうに。
答えを書くと、NFTは同属性や優越感に似た現代のコミュニティの在り方に使われる手段ということです。
そんなわけで、今の日本でも「NFTを安く買って高く売り抜けようとするだけのもの」と考えてるひとは、これまた少数なんじゃないかと思っています。
ちなみにCNPは海外のクジラが大量買いして、フロアプライスが上がっている模様。
この人たちは日本のプロジェクトとか全く興味がなく、たぶん100%投機目的です。
なので、まずは海外と日本のNFT市場は分けて考えるべきだと思うんですよね。
#CNP が引き続きお祭り状態〜。
— ikehaya (@IHayato) May 23, 2022
新規&追加の購入者が続々と増えてます!
OpenSeaのデイリーランキングからなのか、海外コレクターがまた増え始めてます。どこまでいくのか……。
フロアは0.085、販売価格から85倍まできました。毎分ペースで売れ続けてます……。 pic.twitter.com/O80GFxrlpB
ま、これはイケハヤさんの話術とマーケティングと、既存フォロワーの力がありますので、ど素人が同じことをやろうとしても、たぶん無理です。
仮にレオナルド・ダヴィンチが作ったNFTでも、彼が無名でSNSも使えない人だったら売れません。
NFTアートに手を出してはいけない理由②アーティストが損をする
続いて、アーティストが損をするというもの。
これはちょっと意味がわかりませんでした。
NFTはねずみ講であるという意見
NFTはひとによってはねずみ講に見えるらしいです。その発想はなかったので、肯定派をやめようかと思いましたw
ねずみ講であるという意見は、初期投資を行った一部と元締め(NFT制作側)が得をしてフェイダウェイしたら、NFTに希望を持ったまま残った人達が損をするじゃないか・・・というもの。
うーん。。。わからん。
ちなみに、およそ1年間NFTの市場を見てきましたけど、「NFT=ねずみ講」というワードは初めて聞きました。なので、これって被害者みたいな人いないんじゃないですかね???
いわゆる「ポンジスキーム」みたいなことを言いたいのかもしれないですが、まあプロジェクトによってはそういうのもあるかもですけど。
詐欺とかラグプルもガンガンある世界ですので。
ただ、こういった欺罔行為によって金を儲けようとしている事例も、集まった資金の持ち逃げなどの詐欺はあるけれど、ねずみ講とはちょっと違うように思えます。
NFTはクリエイターが得をする世界だと思うんだが
そんなわけで、ねずみ講の話はおおむねガセであるとして、NFTは逆にクリエイターエコノミーが加速するシステムといわれています。
例えばオープンシーだと、自分が作ったNFTが「1ETH」で売れると、当然「1ETH」がもらえるわけで、さらに、二次流通による売り上げが制作者へ還元されます。
自分が売ったNFTが、次の人、さらに次の人へ転売されるたびに売り上げの5%とか10%とかをもらえちゃう権利です。
これってすごくないですか?
ワタシが作ったピクセルアートのスヌープドッグが、転売されるたびに著作権的な収益をチャリンチャリンと生み出すんです。
よく言われる例が、ブックオフとかで格安でたたき売りされている小説とかは、二次流通なのに作者には一銭にもなりません。しかし、NFTなら確実に作者にチャリンチャリンのマージンが入ります。
ちなみに、さきほど出てきたBAYCとかは、この二次流通だけで月間10億円くらい稼いでいます。
オープンシーで勝手に売買されるだけで10億ゲットというのが、世界一のNFTプロジェクトです。
広告費、人件費、一切かかってません。マジ卍。うらやまザファカ。
てゆーかこれって、ねずみ講じゃなくてただのイノベーションじゃね?
逆にいうとNFTがテクノロジーとしてガチで日本のインフラになってくると、ブックオフは死滅する可能性アリです。
盗作をNFTとして勝手に売ることもできるじゃねーか
もうひとつ、有名アーティストの作品を勝手にNFTにしちゃって売るというヤツ。
・・・・いや、こんなん、見つけ次第だれかが、「これは公式じゃない」「これは原作側が一切かかわってないヤツだ」とツイッターでいえば終わりでしょうに。
逆にニセ物を買っちゃった人は自己責任ですよこんなん。
だって、オープンシーにルフィの画像が出てきたら、まず尾田栄一郎が出品したものか確認するでしょ普通。もしくはワンピース公式のプロジェクトかどうか。
ちょっと前にDeFiがブームになった時もナルトをパクったプロジェクトが魔界にありましたけど、あんなん瞬時に詐欺って分かるレベルじゃないですかww
公式かどうが判別するためにNFTって技術があるのに、「NFTアート」ってだけでなんでもかんでも飛びつく人こそどうかしてるって話です。
これはクリプト界隈の詐欺とかハッキング事例見てれば、自衛できるはず。
逆にアーティスト側が勝手にNFTにされて悲鳴あげるんなら、さっさと自分で公式として出品するか、サイトで「これは偽物です」と一言いえば終了です。
「オレの作品が勝手にNFT化されて流通してる!」というアーティストが続出している
ホントですかね?ほんとだとしてもその偽物を買ってるバカはいるんでしょうか?NFTを否定するためのリップサービスにしか思えません。
たとえば日本で、勝手にNFTにされたとかいって騒いでるアーティストおんの?
NFTアートに手を出してはいけない理由③マネーロンダリング
ラストはマネーロンダリング。
いよいよ、話がぶっとんできました。
っていうか、もうこんなん知らねーよ。。。。。
あるかもしれないし、ないかもしれない。
というか、ワタシは具体例を知りません。なので、これを見た人は確たる証拠をもとにNFTがマネーロンダリングの温床になっているのを知っていたら教えてください。
こういったネガティブキャンペーンで新しいテクノロジーを否定して、参入者のマインドストップをかけるのはどうかと思いますけどね。
少なくとも、これからNFT作ろうとか、買おうと思ってる人がNFTをマネーロンダリングに使うわけないですので。
「結論」NFTアートに手を出すなとか言ってる人の話は「杞憂」
ということで、NFTアートに手を出すなという話は、現段階において全く信ぴょう性のないガセです。
ガセっていうか、心配しすぎです。
時代とか法律の整備ができてない部分があるのは事実なんですが、そんなんを待ってるから日本は世界から後進国になりつつあるんでしょうが。
結局「NFTアートに手を出すな」というのは「こういう風になったらどうすんの?」「こういう場合にやばいことになるかもしれないよ」
という新たなテクノロジーへの拒絶反応なだけで、本質を理解していれば、NFTは1秒でも早く理解して参入すべきものだとわかるはずです。特に日本人は。
これからは、WEB3、メタバース、DAOなどといったワードが徐々に具現化していくでしょう。
で、これらすべてにNFTが関わってきます。
どう考えても今のうちにNFTに携わっておくべきなのに、「NFTアートに手を出すな」という逆張りというかアンチテーゼというか、ただの煽りはやめたほうが良いですね。
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