こんばんはリルムです。
今回はパチンコ店における「年齢確認」についてです。
18歳未満は入店が出来ず、20歳未満は酒やたばこ類の提供ができません。
そこで、店員側は見た目で若いと感じたお客さんに声を掛け、免許証か何かで年齢を確認しなければならないのです。
そんなある日、スタッフからこんなインカムが飛びました。
てんちょー!ジャグラーにかなり若いお客さんがいるんですけど見ていただけますかー!
忘れたころにこんなインカムが入ってきます。
お客さん側も18歳未満の入店禁止は知っていますし、最近は若者のパチンコ離れなんかもあり、あからさまな高校生っぽい人は来なくなりました。
どれどれ・・とモニターを見てみると、そこには確かに若そうな金髪の2人が座っていました。
1人がジャグラーを打っていて、もう片方が背もたれを前に持ってくる座り方をしながら楽しそうにしゃべっていました。
確かに見た目は若いながらタバコも吸っています。
一応声を掛けておくか、ということで事務所にいた責任者へ対応をお願いしました。
すると、年齢は19歳でセーフ。
しかしタバコはアウトなので店内での喫煙は止めてもらうということで注意で終わりました。
年齢確認は今回のようにスムーズに終わることがほとんどなのですが、たまにクレームやトラブルを併発することがあります。
パチンコ店18歳未満の年齢確認で起こったトラブル
ちなみに、年齢確認の対応は責任者がやることが多いです。
スタッフが年齢確認するのを嫌がるからですね。
自分の方が年上なのに、今回のような金髪+タバコというヤンキースタイルの人が年齢確認の対象だと、単純にコワいからです。
キレられたり、暴走族のような仲間を呼ばれて帰宅途中に襲われるかもしれない。
など、悪い方へ考えてしまいます。
なので、最初から責任者が行くわけですね。
上司の主任がブチ切れられた話
かつて私が入社したてのころ、15年くらい前になります。
4号機時代で、ユーザーそのものがたくさんいました。
高校生、大学生もたくさんいましたが、今ほど年齢確認がうるさくなかったので若いお客さんもウェルカムな体制でした。
しかしその数年後から徐々に風営法が厳しく管理されるようになってきて、4号機→5号機と同時に遊技台の規制もかかってきました。
子どもの車内放置への呼びかけや18歳未満の入店に関する声掛けを実施するように指導が入っていったのです。
こちらとしても年齢確認義務は分かっていたのですが、これまでの経緯からなかなかうまい声掛けができずにいました。
ある時私がホールを回っていると、お客さんから「500円玉2枚を1000円札に替えてください」という。いわゆる逆両替の依頼がありました。
一般社員の私では対応がムリなので、責任者の主任を呼ぶことにしました。
しかし、どうもこのお客さんが若く見えてしまったため、一応主任にその旨を伝えました。
主任すいません。
カウンター前で逆両替です、ちょっと若いお客さんかもしれません。
一応見ていただけますか。
ハイハイ!りょーかい!
と言ってスタスタ来たのは、自分も未成年レベルのベビーフェイスを持つ主任でした。
お客さん、コチラ千円札です。
ところで、ちょっと幼く見えるんですが18歳未満はお店に入れないんですけど大丈夫でしょうかね。
免許証か保険証確認できますか?
と言う感じでちょっとひっかかる物言いをしてしまった主任ですが、本人に悪意はなく自分では店舗責任者としての義務を全うした(と自分では言ってました)
しかし案の定これが逆両替をしたお客さんの反感を買うことになります。
キレたのは逆両替のお客さんの隣にいた彼女の方でした。
あんたさ、言い方ってモンがあんでしょ。
この人はさ、童顔なの気にしてんのよ。
そういうアンタもガキみたいな顔してんだろ。
ほら、免許証見ろよ。20歳超えてんだろクソッタレ!
このようにちょっと聞き方をミスったせいで、お客さんをガチ切れさせてしまったのです。
(18歳未満)年少者の立ち入りへのペナルティ
年少者の立ち入りへの声掛けについては、相手のプライドを傷つけないように慎重に対応しなければいけません。
それが難しいということもあって対応は責任者ということになっていたのですが、まさかのベビーフェイス主任がやらかしてしまいました。
しかし、いくらキレられようともコチラとしては年齢確認を行う義務があります。
目的は「健全な少年の育成~」という風営法の観点からでして、これを怠って18歳未満の方を遊技させていた場合パチンコ店はペナルティを受けることになります。
その処罰というのが、無承認変更と同じレベルの「営業停止」or「営業取消」です。
多少キレられたとしても、このリスクだけは是が非でも回避しなければいけません。
若いお客さんはウェルカムですが18歳以上確定でお願いします
ということで、18歳以上の方でもまずはコチラの義務とそれに伴うリスクを承知していただいた上でご来店いただければと思います。
見た目が若いお客さんは分からないので声をかけなくてはいけません。
「人を見た目で判断してんじゃねーやボケが」
といったクレームは何度かあったのですが、それには前述したようなリスクや背景があるからなのです。
今はあまり年齢確認やトラブルもなくなりましたが、パチンコ店のチェックは厳しくなっています。
いつチェックしても大丈夫なように大人びた格好か、誰かの保険証を所持しての来店をお待ちしております。
コメント
これもパチンコ店あるあるですね。
私もありましたよ。
お若く見えますが身分証見せて頂けますか?と尋ねると無言で免許証を差し出してきました。
成人式を15年前に済ませていた方でした。
これは気まずいパターンですね。
相手は不快だったと思いますが、仕方ないんですよね・・・・