嫌がらせによって故障したパチンコ台【修理費16万】

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black ジャンク

こんばんはリルムです。

パチンコ店に勤めていれば、色いろなトラブルに遭遇します。

「出ない」といったクレームであったり、財布やICカードの盗難。

日々それを現場のスタッフがイヤな思いをしつつ対応しているワケなので、本社の人たちはもっと現場への優遇措置を施しても良いの思うんですが、なかなかそうもいきません。

そんな中、最も多いのが「負けた腹いせによる嫌がらせ」です。

パチンコ台の故障

先日こういった事案がありました。

パチンコ台にコーヒーを丸ごと1本流されるというハデな嫌がらせです。

よほどの怨念がこもっていたのでしょう。

嫌がらせ用にわざわざコーヒーを買ってまでやっていきました。

上皿に流された甘い液体は、内部をしみわたり糖分が浸食。

「チャンスボタン」「玉送り装置」「ハンマー」それぞれが戦闘不能になった挙句、電気系統がショートしたのか、筐体の外枠が消灯してしまい、強制エコモードになるという事態に発展しました。

嫌がらせの中でも過去にあまりないくらいに台がダメージを受けてしまいました。

さすがにこれは悪質。

探し出して粛清するしかあるまい・・・

嫌がらせは日常的に起こっている

このように度合いの違いはあれど、各店舗ではこういった事件は日常的に起こっていることと思います。

床を汚された。

台にタバコを押し付けられた。

トイレを破壊された。

駐車場にゴミ投棄された。

などなど、負けたお客さんが八つ当たりしていくケースは多いです。

ある程度許容範囲はあるものの、修復不可な事態であったり、修復に時間や金がべらぼーに掛かるモノに関しては、やはり追求さざるを得ません。

また、こういった被害に関しては同一犯である可能性が高いので、程度が低いものであっても徐々にマークされていきます。

状況はどうだ・・・?

ああ・・間違いない八つ当たりだ

総員戦闘配置!

3番カメラアップ!

ハイ、やってるね♡

器物破損に発展

「負けた腹いせ」という感情は良く分かるのですが、やはり自分のモノではないものを壊すのは社会人としてはNGです。

それ以外にも、店内において悪意のある行為に関しては店側も認識していますし、しっかりと監視されています。

実はタバコ1本のポイ捨てから、店側は全部把握してるのです。

古い店は分かりませんが、今のカメラの機能は高性能なので、遊技中のスマホのLINEのやり取りも見えるくらい発達しています。

誰がどこの台にタバコを押し付けたとか、その程度はすぐに分かります。

普通に家庭があって、仕事をしている人であれば、これによって人生の片足を踏み外すこともあり得ますので、つまらないイタズラで捕まるのは中学生までにしておいた方が良いでしょう。

前置きが長くなりましたが、今回の件もそんな事案でした。

閉店後の異変

パチンコ店は閉店すると、「閉店作業」たるものを行います。

台のメンテナンスであったり、ICカードの補充。

それぞれ明日の営業へ向けた業務を行うのですが、その時にあるスタッフが台の上皿の異変に気付きました。

「店長!だ・・・台が・・台がコーヒーまみれです!!」

「うるせーな」と思いながらもそこに行ってみると、あらヤダ文字通り台がコーヒーまみれでした。

流された量が尋常ではなく、これはおそらく1本分全部いかれたなという感じでした。

そこで台の状態を確認すると、もはやまともに遊技できる状態ではなく、玉は飛ばないし台はブラックアウトしていました。

おそらく閉店間際の手薄な状況でやられたのでしょう。

とにかく動かすことはできないですから、業者修理の見積もりを依頼しました。

すると・・・・

「枠ごと交換になるんで、ざっと16万ですね。」

犯人捜し

ここまで来たら、やっぱり犯人捜しになります。

カメラの録画~台のデータ、カードの履歴をフル活用し犯人の特定に至ります。

そこからその人物像を洗い出し、常連かどうか各スタッフへ聞き取っていくわけです。

その後、良く打つ機種や年齢、服装などの特徴を洗い出し、次回来店時の対応に備えます。

そして、後日来店した際に、様子を見て声を掛けるような感じです。

今回の件では、会員カードを持っていましたので早期解決につながりました。

犯人は来店頻度が割と高い50代の男性。

スタッフも顔を知っているような人でしたので、次回の来店時に声を掛けることにしました。

すると、事件から1週間後の朝一に犯人と思われる「コーヒーおじさん」が来店しました。

スタッフには「コーヒーおじさんが来店したらインカムを飛ばすように」

という指示を出していたので、打ち始めてからすぐにおじさんは発見されました。

コーヒーおじさんと接触

目の前に台を破壊した犯人がいる以上、声を掛けないワケにはいきません。

そこで、私はコーヒーおじさんに先日のコーヒー1本丸ごとこぼしの案件について、確認しに行きました。

「お客さん、すいません。」

「先週あちらのCR及川奈央のフルーツスキャンダルにコーヒーがこぼれていたのですが、何か覚えてらっしゃる事はないですか?」

「いや、何でオレなの?」

「コーヒーをこぼした?オレが?それホントにオレだったの?」

「一応データとカメラの映像で確認してきましたので、テキトーに声を掛けているわけではないんですが。」

「どうですか。憶えありますか?」

「だから何でオレなの?」

「オレは知らないよ」

「わかりました。」

「では、警察に相談することにします。」

「捜査にデータを提供しますので、もしかしたら警察からお客さんの所に調査が行くかもしれませんが、その時は宜しくお願いします。」

「あーそう。」

「全然良いよ。別に」

と、このように一切コーヒーに関しての件を認めませんでした。

ただ、私は話をした感触でこの人がコーヒーおじさんだと確信していました。

本当に身に憶えのない事件で自分が犯人扱いされたら、もっとキレ出すとか、疑念払拭のために事件の内容を聞いてくるとか、「え、コイツマジで何言ってんの?」みたいな変な焦りが出たりしますからね。

残念ながらこの人は平静を装っているだけの、警察24時に出てくる犯人タイプでした。

しばらく事務所で様子をモニタリングしていたんですが、コーヒーおじさんは私との話のあと、わずかに動揺を滲ませた様子で帰っていきました。

しかも、その時に貯玉を全て交換しておりました。

こうなってしまっては、仕方ありません。

警察へ対処を依頼することになります。

案件としては器物破損なんですが、私が声を掛けた第一段階で認めなかったので、場合によっては偽証罪、証拠隠滅などもプラスされることがあるようです。

翌日

通報したあと、警察がやってきて一通りの状況を聞き取っていきました。

カメラの映像をDVDに録画して、会員カードのデータを印刷して、色いろと準備をしたのですが、翌日になって事件は急展開を迎えました。

自首をしてきたのです。

これによってあっけなく事件は収束し、部品交換の費用も16万全額を支払っていきました。

念のため支払いの際には警察を呼んで店舗にて立ち会ってもらいました。

一応動機を含めた一部始終の詳細を聞くと、

出そうと思った台で出されたから・・・・・

最初に認めなかったのは金保留を外した後だったから・・・・・

パチンコ店へのイタズラはやめよう

自首してくるケースは稀ですが、これがなかったら逮捕されていた可能性もあります。

今回は被害者の私が、弁償をもって被害届を取り下げましたのでこれにて終了になりましたが、もしあの時のまま否認した状態だったら、捜査が進んで捕まっていたことでしょう。

そうなれば、家族にも迷惑がかかりますし、職場にいることもできなくなります。

前述の通り、パチンコ店のカメラは高性能ですから、悪事はほぼバレます。

入店から退店まですべて追いかけることができますので、警察の捜査も入ればマジで捕まります。

カードや財布のドロボーをやった人も、1カ月くらい音沙汰がないからといってしめしめと思っていると突然逮捕されます

警察は時間をかけて捜査してますからね。

まあ、確かに台ぶっ壊したくなる気持ちも分かります。

80%継続が1回で終わったり、65%が3回連続で引けなかったり、店員の態度にムカついたり。

ただ、他人のモノに当たってしまって、それが壊れてしまった場合、本当に誰も得しないムダな時間と金が掛かりますので絶対にオススメしません。

今回は突発的感情からの八つ当たりによって発展した、物損事件の典型的パターンでした。

また、今回は故障個所の修理代金だけ請求しましたが、場合によっては1日の平均売上を請求されるケースもあります。

撤去間近のバジリスク絆だったら、45000円(当店平均)×日数なので、ヘタしたら50万オーバーとかになります。

ホントにバカらしいので、皆さんは自己責任で気をつけてイタズラをしてください。

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