カジノが日本にできたらパチンコ店はどうなるのか?

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こんばんはリルムです。

IR=統合型リゾートの話です。

大型ショッピングモールの如く、カジノを含めた大型施設。

すなわち統合型のアミューズメント施設が作られようとしています。

その場へ行けば、買い物、映画、ゲーム、ギャンブル、余暇を注ぎ込めるすべての要素が備わってしまうイメージです。

今まさに日本にカジノができる準備が進んでいるんですね。

そこで、

パチンコ業界の人達はこれを危機と捉えてますか?それとも発展の切り口と見てますか?

今回はそんな話題で書いていこうと思います。

日本にカジノができたらどうなるか

調べたところ、今が2020年なのであと3~5年の間にカジノのスタートが現実になりそうです。

候補地は大阪、横浜、愛知などの大都市が中心になっており、2025年に万博のある大阪が有力なんじゃないかと噂されています。

そこで、パチンコ業界として気になるのはカジノができることによって外国客の流入があるかどうか。

縮小しているパチンコ業界へ新しい市場として外国客の見込みがどの程度なのか。

この辺りを予想したいと思います。

外国人客の流入は?

カジノが出来ることで外国人観光客は増えると言われていますが、ぶっちゃけその人達がパチンコ店に来るかというとビミョーな気がします。

なぜなら、外国人観光客は増えてきているのにパチンコ店への流入は見て取れないからです。

出典:観光庁ホームページ

図の青の部分が訪日外国人の推移なのですが、年々上がっているのが分かります。

カジノがなくても外国人は日本に来ますし、年々増加してるのです。

しかし、それに伴ってパチンコ店に外国人客が増えているかというと、あまり聞きません。

(実際は少数でも増えている可能性はありますが)

確かに都内の法人では中国語、英語、などを話せるスタッフを在中させたり、業界誌でも外国人観光客向けの取り組みが紹介されたりしています。

数十年前よりは、観光の一部でパチンコに訪れる外国人は増えたと思いますが、それも首都圏の一部であり業界の傾きを是正できるほどの効果は見て取れません。

Wikipediaで調べてみました

そこで、パチンコというものが外国人にとってどういった認識とされているのか、英語で「pachinko」を調べてみました。

彼らが日本のパチンコという文化をどういう角度で見ているかを知るためです。

すると、流し読みをする中でさっそく気になるフレーズを発見しました。

Gambling is illegal in Japan, but pachinko is regarded as an exception and treated as an amusement activity.

日本でギャンブルは違法です。

でもね、パチンコってアミューズメントでギャンブルじゃないよっていう良く分かんない例外措置が取られているのよね。

・・・・・

続いてパチンコの三点方式について書いてありました。

Although awarding direct money prizes for pachinko is illegal, it is possible for parlors to reward players with golden tokens which can then be sold for cash at nearby exchange centers.

パチンコで換金する行為も違法です。

できるのはパチンコ店でゲットした金券のようなものを、近くの買取所で売って金にすることです。

やはりちょっと堅苦しいですね・・・

「えっと、日本でギャンブルは違法なんだけど、パチンコというのはちょっと違ってだな・・・」

というアウトラインは書いてありましたが、さすがに魅力や核心的なことは書かれてませんでした。

そして、やはり気になるのが「illegal(違法)」という単語です。

一応ギャンブルではないから違法でもないという書き方がなされていますが、アミューズメントと認識されるのは厳しいかなといった具合です。

特に子ども連れの観光客なんて100%アウトですから、アミューズメントだったら大人しくディズニーに行くといった感じなのでしょう。

「脳汁」「激熱」とかが書かれていれば違う解釈になっただろうに。

爆買い中国人から分かったこと

続いて、爆買い中国人の話から切り込んでいきます。

日本は先進国として、私が小学生の時から「スゴイ国」という刷り込みがなされてきました。

実際に製品のレベルは高いし、治安も世界から見ればトップだと思います。

しかし、GDPを見ると10年ほど前に中国に抜かれ、今では東南アジアの各国とも物価がそれほど変わらなくなってきました。

「爆買い中国人」という言葉が記憶に新しいですが、中国人は割と一般の家庭でも金を持っているということがわかりました。

多少金を掛けても質の良い日本の製品を大量購入していくわけですからね。

この現象のおかげで中国が凄まじいスピードで経済発展しているのが、ニュースを見ているだけで体感できました。

一方で「爆買い」の人達がパチンコ店に来たかというと、そんな話は1ミリも出ませんでした。

彼らは金があるのにパチンコをしないんですよ。

戦後数十年の歴史がある日本独自のパチンコというアミューズメントに、外国人観光客は全く興味がないってことなんでしょうかね。。。

これらを例に考えると、カジノが外国人の来訪動機になったとしても「パチンコ」がそこに含まれるかというとビミョーなんじゃないかって思う次第であります。

パチンコという文化が世界で認知されていないとは考えにくいですので、単純に興味を持たれていないのでしょう。

秋元議員の事件の裏側

カジノといったらこの人がいたので、ついでにもう一回振り返ってみます。

以前記事にもしましたが、IR関係の議員が収賄で逮捕されました。

家宅捜索中のガイアと今後の状況

で、私にとって重要だったのが、この件の裏でパチンコ業界大手のガイアが絡んでいたということです。

秋元議員は中国の企業とガイアから私的に金銭を受け取っていたのですが、これは日本でカジノが出来た時のことを考えると話が通じます。

金のある中国企業にとって、日本のカジノ進出なんてどう考えてもおいしい話。

担当の議員にゴマするのが一番手っ取り早いハズです。

そして、最近落ち目のガイアからすれば先行き不透明なパチンコ業界よりもカジノのビジネスに一枚噛んでいたいところです。

しかもGDPウナギ昇りの中国とのコネクションが生まれるならば、しれっと仲良くなるメリットは大アリです。(あくまで想像の範疇を超えませんが)

大手がこんな風に考えてると思うと、カジノによってパチンコ業界は良くならないんだろうなという予想は間違ってないように感じます。

パチンコ店が生き残るために

さて、カジノとパチンコがお互いに干渉しないと分かったところで、パチンコ店は5年後にどうなるかを予想します。

今もジワジワやられてますが、おそらくさらに店舗数を減らすような政策を取られると思います。

各国から観光客も増えるでしょうし、カジノがあるのに曖昧な立ち位置のパチンコが放置されるとは考えにくいからです。

そして、国有の賭博として許可を受けた法人のみが管理されるのではなかろうかという感じです。

たびたび話題にはなってましたが、「パチンコ税」が徴収される代わりに換金OK。

釘ぶっ叩いてOK。

みたいに割とオープンなアミューズメントになっていきそうな予感です。

で、そうなれば外国人もちょくちょく遊びに入ってくると思います。

もしかしたら、東南アジアで日本人観光客が呼び込みを受けてサービスを受けるように、日本人が中国人に向かって

「(中国語で)社チョー!今日新台入ったよ!遊んでってよ!」

みたいなこと言ってるかもしれませんね。

冗談抜きで今から業界人が生き残るためにやるべきことって、「中国語の勉強」なのかもしれません。

まあそれにしても年配の常連さんと外国人が同じ島でパチンコを打っている画も想像しがたいですが・・・

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