こんばんはリルムです。
パチンコ店は時給が高く、一定の人気があるバイト先です。
しかし、結婚して子どもがいる30代、40代の男性スタッフや、他の時間で別のアルバイトをするパワフルなスタッフも存在します。
今回は私の部下で掛け持ちのアルバイトをしているスタッフの事例について紹介したいと思います。
パチンコ店と掛け持ちしているスタッフ
掛け持ちでしているアルバイト先は様々ですが、大体パターンは決まってきます。
・コンビニ
・レンタルビデオ店
・宅急便の仕分け
・道路工事の旗振り
大体この辺でしょうかね。
共通点と言えば深夜帯にできる仕事が多いってとこです。
実際に掛け持ちをしているスタッフの例を見ても、軸の仕事はパチンコ店にしておいてサブ的な仕事を上記のような所でやっている感じです。
パチンコ店の仕事が終わってから、どこかで仕事が出来る業務に移るわけです。
そうすると、必然的に24時間営業の場所で午前1時くらいから翌朝6時くらいまで働くというのが理想的な形なのだと思います。
パチンコ店のアルバイトの手取り
フル出勤で、早番・遅番できるスタッフであれば大体手取は18~20万くらいになるかと思います。
実家暮らしとか、パートナーが仕事をしている人であれば割と生活できるレベルです。
しかし、掛け持ちでアルバイトをするスタッフには様々な事情があるようです。
case1:ダンナと上手くいっていない説の女性スタッフ
ある女性スタッフは、ほぼオープニングから働くベテランの女性でした。
店のことは何でも知っているし、過去の店長もほぼ全員知っているくらい長期で働いていました。
年齢は45歳くらいで若くはありませんが、小柄でキレイな人なので常連さんから人気がありました。
熟練の女性スタッフというのは、仕事が出来て接客が良い反面、協調性に欠ける部分があります。
協調性に欠けるというか、周りが意見しにくい存在になってしまうことが多いです。
女性スタッフなんかは、休憩中や業務開始前にスタッフ同士でペチャクチャプライベートのことを話すもんなんですが、熟練スタッフは恐れられているのでそういった話題に出てきません。
特にダンナが何しているのかとか家庭の事情にまつわる話は、自分から話すタイプの人じゃないとナゾに包まれたままになるのです。
そんな女性スタッフが掛け持ちをしていました。
別に悪いことではありませんが、結婚してるし年齢的にも若くないのにどうしてそこまで働く必要があるのか、従業員同士で心配になったのです。
結論を言うと、そこまでしていたのはダンナさんが家に金を入れないからというのが原因の様でした。
というのも、社内恋愛の多いパチンコ業界。
オープニングで何年も働いていれば、それはそれは多くの男性が入れ替わり入ってきます。
彼女にとってそれらが関係性を持つ対象になるのは必然というほかなかったわけです。
子どもはいないようですが、夫婦関係は彼女の男性関係によってとっくの昔に破綻していて家庭内別居が続いている(らしい)ということだったのです。
そこで、人知れず遅番が終わった後に掛け持ちでアルバイトをしていたのでした。
「ダンナが家に金を入れない」
とうそぶいて・・・・
ちなみに彼女がやっていたのが、運送会社の荷物仕分け作業です。
調べたら時給は1000~1200円が多かったのでパチンコ店と変わりないくらい貰えるみたいですから、掛け持ちの対象としては悪くないみたいです。
case2:バツイチで娘アリの男性スタッフ
次のスタッフは私が入社した時にいた先輩スタッフでした。
アルバイトという立場でしたが、年は上で仕事は文句を言いながらもひょうひょうとこなすタイプの人で、新人だった私は割とお世話になりました。
仕事ぶりはマジメとは言えませんが、妙に正当な理屈は述べる人で、醸し出す雰囲気はタダのヤンキーでした。
この人は同じ職場のアルバイトスタッフとできちゃった結婚をするのですが、嫁さんの浮気や飲酒運転という社会的な外道行為の数々によって、数年で離婚することになります。
その時に1人娘は自分の手で育てるという男気を見せ、ヤンキーながらシングルファザーとしての人生を歩むことになります。
私は社員なので入社してすぐ異動になったのですが、10年後くらいに店長として偶然同じ店に戻ってくることがありました。
すると
例のヤンキースタッフがまだ働いていたのです。
年齢にして35歳くらいですが、小学生になった娘を実家で父親と育てながらこの10年生活していたとのことでした。
そんな彼も掛け持ちをしていましたが、メインの仕事は工事現場の交通整理をする派遣社員でした。
土日で作業がない日に慣れているパチンコ店でバイトをして生活費を稼いでいたというわけです。
この現実には私も少し憔悴してしまいました。
結婚して子どもが生まれるということが、どうにも負担にすらなっているという状況を目にしてしまったからです。
彼はおよそ10年という期間、パチンコ店でのアルバイトと休日の交通整理を続けているのですが、言わば半強制的に時間労働を強いられているわけです。
人によって幸福感の基準は違うとは思いますが、なかなか厳しい現実だなと思ってしまった次第です。
掛け持ちするなら1年以内
掛け持ちをして稼ぐのはそれぞれの事情があり、生活のために仕方ないことだと思いますが、あまり人生の時間を労働に費やすのは良いとは思えません。
そもそもどこかの企業に所属して時間を金に替えているだけの労働って、苦痛であるケースがほんとんどじゃないでしょうか。
パチンコ店のアルバイトだって応募理由は時給以外に考えられません。
よく履歴書に書かれる「接客が好き」というワードは、まあ表向きなのはこちらも承知の上です。
そのうえで掛け持ちをしてまで睡眠やプライベートを削ることが幸せかというと、ちょっと考えにくいかなとは思います。
であれば、生活水準を落として掛け持ちを無くす方が余裕が生まれるのではないでしょうか。
ダブルワークの人に限ってタバコを吸っていたり、毎日酒を飲んでいたりしますからね。
その生活を真っ向から否定はしませんが、時間を切り売りして稼ぐスタイルは早めに脱却する方が良いと思います。
まあ、そういう労働者があってこそ社会が成り立っていますからね。
無責任にこういった発言をしているヤツほど矛盾している存在はないのだけれども・・
コメント