つい先日打ちに行ってきました。
とある店の旧イベント日だったので、まあAタイプだったらそこそこイケるんじゃなかろうかと思い、夕方から合算1/160くらいのバーサスを攻めてみることにしました。
自店で設定を扱っているからわかるのですが、アクロスの台はホントに設定不問の数値が出ます。
基本的にはどの設定でも甘く推移する傾向があるんですが、高設定でも合算1/200くらいの結果に終わることもあります。
まあそんな機械だからこそ人気があるんだと思いますが、イマイチ納得できません。
一応Aタイプって「完全確率」じゃあないですか?
しかし、どうもハマりと連チャンの波が出てくる台が多いんで、やっぱりプログラムの段階でストック機能とか内密に使われてるんじゃなかろうか。
と疑ってしまいます。
「跳ね返り」なんていうオカルトもあるくらいですから、身に憶えのある方は多数いらっしゃることと思います。
結果は800円負けという残念なものでした。
このダセー立ち回りについて書いてみましたので、みなさんは注意してくださいw
ところで、皆さんは打ちに行くと決めた時、財布にいくらくらい入ってますでしょうか。
私はこの時3万の軍資金でした。
すべて現金遊技だとして、1万~3万くらいが相場でしょうか。
しかしこの所持金の額ってのが意外と大事で、良くも悪くも勝敗に影響してきます。
今回はその典型的な事例です。
その台打つ理由5個言ってみろ
久々の稼働で夕方からというのもあってそんなにガチで設定狙いをするつもりはありませんでした。
なので、なるべく合算の良いAタイプに座って良い感じに1000枚くらい出して帰ろうという作戦だったのですが、
その時に
B:R=9:4 合算1/160
というバーサスがあったんで、「まだ高設定の可能性もあるし最悪2でもなんとかなるや」
という気持ちでこの台を打つことに決めました。
この時の感情としては
取りあえず1万円で様子見よう。
何か当たるでしょ。
小役とか何かダメっぽかったら移動しよう。
という不安定で不確実なものでした。
実はこれがとっても危険な状態です。
いわゆる期待値てきな視点でもダメなんですが、何よりもダメなのが、
打ちたい!
という感情が先行しすぎている点です。
もちろん遊技を楽しみに来ているのですから、「打ちたい!」ってのは大いに結構なことです。
しかし、少しでも「勝ち」にこだわるのであれば、こういった感情をできるだけ抑える必要があります。
そもそも所持金3万円という中で、2万を歩兵として使い、ラス1を切り札として立ち回るということになってないでしょうか?
あまりにも「7」を揃えたい欲求が強すぎて、取りあえず早く揃いそうな台から座る的な・・・
「取りあえず」
これが負けの第一歩です。
最初は良いんです。
3万ありますから、立ち回りに余裕が持てます。
ただし、これは危険な心の余裕であって、実際の立ち回りは相当シビアにならなくてはいけません。
Aタイプなら何とかなるだろう。
と安易に1万円札をサンドに入れることによって「負けのメカニズム」が発動します。
よく考えてください。
その台は数千円分のジャブを打って様子を見るくらいの台なのかどうか
他にもっと良い台はないか?
なんならパチンコの甘デジで回りそうなやつはないか?
なんなら隣の店もあるじゃないか。。。?
TOYOTA方式で、その台を選んだ理由について「なぜ?」を5回繰り返してみてください。
きっと打つ理由はないです。
きっと打つ理由は「取りあえず」です。
心音が聞こえる
と、これはその時の私に言ってやりたいことでもあったのですが、久々の稼働ということもあって私の感情は「とにかく打ちたい!」まで高ぶっていました。
案の定、
5000円REG
4000円REG
と合算はまだ設定5の近似値だからとか思いながら最初の1万円を溶かしました。
その後、追加投資3000円ばかりをインした後、結果が出ずやめることにしました。
この時点で-12000円
そして、残りは18000円。
果たして取り返せるのでしょうか?
このころから、みぞおちをエグられるような不快感に襲われます。
「あれ?3万円あったのに半分くらいなくなってる」
「1万以内でちょろっと出して帰る予定だったのに」
「もう8時じゃん。帰らなきゃ」
どうしよう・・・
まけ”る”がもしれない・・・・・
「取りあえず」はない
このように、最初の段階でかなり機種をしぼった挙句、1万以内で結果が出なければその日をプラスで終わらすことはかなり難しくなります。
もちろん最初のインプレッションで勝てる日もあるでしょうから、「アドリブ」も立ち回りの要素としてはアリかと思います。
しかし、特に夕方から稼働する場合は、誰でも「打ちたい!」願望が強い傾向があると思うので、台選定はよりシビアにする必要があります。
夕方6~7時に店に来て、打たないまま他の店見に行く人ってあんまいないですからね。
ということで、今回の私の立ち回りは
バーサス-12000円
ハナビ-4000円
不二子-4000円
合計2万円のマイナスでした。
ちなみにバーサスでガセってから、心拍数が上がり冷静な立ち回りが出来なくなっていました。
・・というのも、「ハナビ」「不二子」はAタイプの中でも甘い方で、当店では低設定でも赤字になることがあります。
その記憶から、これらを打てばもしかしたら挽回できるのではないか?
という淡い期待から、ドンドン立ち回りのハードルが下がっていったのです。
本来所持金の半分以上を投資したら、大人しく帰る or さらに堅い立ち回りを余儀無くされます。
そうじゃないとドロ沼にハマってしまうだけですからね。
私は投資2万までハマりました。
起死回生は原点に戻れたこと
投資2万
金額的には大したことないかもしれないんですが、こうした負け方がものすごく多くの人達に見られるような気がします。
実際、当店の常連さんで昼くらいには「もう3万使った」とか言ってくる人がいるんですが、やっぱり立ち回りは上手ではないです。
「感覚」で台を選んで、「止め時も適当」となれば、勝てる可能性は上がらないのは当然かと思います。
まあ、私もそれで2万負けていたので言える立場ではないのですが、この後巻き返しがおこります。
パチンコ打った
2万負けから巻き返す考え方にはコツがあります。
とにかくこの時の状態って、所持金の2/3を消費しているわけですから、普通の精神状態ではありません。
なので、冷静に残りの1万円の投資先について考える必要があります。
パチンコ店において一番ダメなパターン、「負けすぎる」ということです。
最近では依存症問題にもなっていますが、パチンコが悪とされるすべての要因は「負けすぎる」人がいることです。
今回でいうと、所持金3万円のウチ全部使い果たしたら、「負けすぎる」の部類に入ると思います。
だから、2万まで使ってしまった今となっては、1000円でも回収していって「ちょい負け」まで持ち込む必要があります。
私が打ったハナビと不二子は「負けすぎる」に加担している超絶ダメな立ち回りです。
ヤバい、負けるかもしれない・・・
という感情からメチャクチャ焦っているのが分かります。
マイナス12000円の時点で、「ビッグ2回で何とかなる」というように視点を変えれれば、もう少し落ち着いて立ち回れたと思います。
良い台が空くまで待つとか、ジャグラーのような合算確率が高い台で1回でも当てるとか。
ただ、その時の私は完全にメダパニがかかっていました。
もはやラスト1万円で、GOD狙いか絆のフリーズ狙いに移行する所でしたが、気が変わってパチンコの甘デジ海を打つことにしました。
何となく釘が開いてそうな台座ったのですが、これがナント大正解。
1000円で当たりました。(24回くらい回りました)
時短連チャン、16R もウマく重なり、5000発オーバーを達成。
交換して1万9200円
なんと2万負けから800円負けまで取り戻したのです。
マジで瞳孔開いたまま、GOD狙いとかしなくて良かった・・・
負けそうになるにつれて、視野が狭まり、打つ台のハードルが低くなってしまいます。
乱れ打ちして負けるケースはこれの良い例ですね。
今回はたまたま投資する場所を変えたことによって起こったラッキーでしたが、これで次回も打ちに行けますからね。
チャンスがあります。
3万負けていたらノーチャンスだったわけですから、大違いです。
負けましたけど、自分の立ち回りのヌルさと実践中の自分との闘いについて良い経験になりました。
次回も稼働中の心理と葛藤をお伝えしていきます。
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