こんばんはリルムです。
先日、キングコング西野さんの著書「革命のファンファーレ」という本を読みました。
2017年の本なので、出版されたのは3年ほど前。
いわゆる「良書」として話題になっていたので、気になって読んでみたんです(今さら。
すると、なかなかどうして、「良書」と呼ばれるほどの価値は確かにあったように思えます。
内容はざっくりこんな感じです。
・「バズの生み方」
・「ヒトの巻き込み方」
・「モノを売る広告の仕方」
現代版のマーケティングに関して、西野さんが出した実績をもとに書かれています。
そんなわけで、この本の内容をかみ砕いて「パチンコ店の営業」に置き換えてみたいと思います。
【革命のファンファーレ】からパチンコ営業のヒントを得た話
まず、この本に書かれてることで最も重要なワードがあります。
「信用の積み重ね」
コレです。
今の時代、ヘタなウソをついて信用を落とすことが最もカネ稼ぎから遠ざかるいうことですね。
・この人の言ってることは本当だ!
・この人のやることはおもしろい!
・この人の作品は素晴らしい!
このように、小さな「信用」と積み重ねていくことで、自分にファンをつけることできます。
すると、例え仕事が変わっても成功することができるし、人生の選択肢が増えていくんですね。
パチンコ業界にもファンファーレが鳴っている
もう薄々勘づいた方もいるかもしれませんが、コレ、パチンコ業界でも一緒ですよね。
例えば信用を積み重ねていた店長であれば、店が変わってもお客さんがついてきたりします。
・新台は必ず出す
・常連に還元してる
・アツい日はしっかり出す
出し方が上手な店長は信用を勝ち取りやすいですね。
ツイッターでよく見かけるのはこの方。
破天荒小原さん。
ツイートを見てれば分かりますが、熱意があってお客さんを大事にしてるのが分かりますね。
この方のお店に行ったことはないですが、そういう雰囲気的なものは伝わってきます。
日々、信用を積み重ねているのでしょう。
今の時代あらゆる業種でSNSは強い武器になります。(逆もありますけど)
パチンコ店は店長の人間力で決まるというのが良く分かります。
信用と人気の仕組みを作ってしまえば、例え何日か負けてもお客さんは通ってくれますね。
パチンコ店が信用を失うとき
では逆に信用を失うパターンはナニかというと、こんな感じです。
・お客様第一主義 → オール1じゃねーか
・ライン・DMM → 広告だけ一丁前のコピペじゃねーか
・ライター来店 → ガセイベじゃねーか
と、まあ出す出さないは日によって変わりますし、設定①も実際そこら中で使われているのですが、「期待に対して裏切りの①」が頻発するとお客は離れますね。
別に設定は①に限らずなんですけど、要は「お客さんの期待感を読めない設定の入れ方」は信用を無くすということですね。
お客さんの期待を先に察知して営業方針をちょくちょく変えれない店は、稼働が上がりません。
LINEをやってる店も「新台入替」「本日取材日!」とか言って客集めるための広告だけ流しといて、
・新台は設定③
・取材は公約無視のガン抜き
こんなお客にとって得がない広告では信用の積み重ねからはほど遠いでしょうね。
広告はお客にとって「お得感」がないと意味がありません。次でその解説をします。
【革命のファンファーレ】のフリーミアム戦略について
続いて、ちょっと本の内容に戻ります。
西野さんは「革命のファンファーレ」の他にも色んな本を世に出しています。
これは「えんとつ町のプペル」という絵本です。
「5000部売れればヒット」と言われている絵本市場で、これは国内で40万部以上売れています。
で、著書の中にここまで売れた販売戦略が書かれていました。
その中の一つが「フリーミアム戦略」です。
フリーミアム戦略とは、サービスの入口を無料にすることで集客し、その中のヘビーユーザーに課金してもらうような戦略です。*LINE、食べログなど
本の中では「キャッシュポイントを後ろにした」という表現で書かれています。
実は西野さんはこの絵本をすべてネットで無料公開したんですよね。
これに対して世間からは大バッシング。
・作成スタッフの給料払えないじゃん
・こんな前例作ったらなおさら絵本が売れなくなるじゃん
・価値ある作品に金が支払われるのは当然のことだろ
しかし、結果的に絵本は売れました。(無料で見れるのに40万部も)
ここの中身を話すと長くなるので、気になる方は読んでください。
2時間あれば読めます。
で、前置きが長くなりましたが、この戦略をパチンコ店に活かすとなるとどうなるでしょうか。
フリーミアム戦略でパチンコ店の稼働は上がるかどうか
「えんとつ町のプペル」しかり、フリーミアム戦略で成功している例はたくさんあります。
スーパーの試食だってそうですからね。
ではこれをパチンコ店でやるとしたらどうなるか。
ズバリ、口コミが広がるまで出し続けること。
かなーと思います。
アナタが値札のないものを売る店の店長だったら
パチンコ台には値札がついていません。
そのため、お客さんは高いか安いか分からない商品を買わなくてはいけない状態です。
残念なことに、コチラから値段を暗示する情報を与えることは禁止されています。
あなたが店長だったらどうしますか??
「この店はいつ来ても安いな!」
と思われるように全部安くしますよね。
こういった思考回路で甘い営業するのと、ただジャグラーと北斗無双を出すような営業は結果が変わってくるはずです。
そんで、稼働さえ上がれば利益は後からいくらでも取れるってわけです。
ゲスい考えじゃなくて、薄利多売って意味です。
(例えば、バラエティも設定①は使わないなど)
まずは利益度外視で集客を優先する。
これがパチンコ店におけるフリーミアム戦略だ!
お客には「パチンコって勝てるんだ」「面白いんだ」という経験を先に与えることですね。しかもできるだけコツコツと長く・・。
大体グランドオープンってそうじゃないですか。
オープン1週間以内にキャッシュポイント作らないですよね。
あの賑わいを断続的にできたら稼働は上がるんじゃなかろうか。
そう簡単にはいかないでしょうけど、この考えは持っといて損はないなと思いました。
【革命のファンファーレ】からパチンコ営業のヒントを得た話【まとめ】
ちょっとこの本を読んで、何かパチンコの営業と重なるなと思ったので長くなっちゃいました。
半分理想論ですが、稼働の上がる店と上がらない店の違いがぼんやり見えた気がします。
ちいさな仕掛けを当たり前のように用意して、「え?そんなことまでやってるの?」と競合の店長から言われるくらいにならないとダメですね。
西野さんはただの嫌われてる芸人かと思ってましたが、マーケティングのプロでした。
この人が店長やったら稼働上がるだろうなって思ったので、彼の知識を拝借した感じです。
興味があれば読んでみてください。
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