こんばんはリルムです。
2019年10月の増税から20円スロットの貸メダルが、1000円=50枚から徐々に変わってきました。
未だに50枚貸のお店が多くある中で、46枚、47枚と貸メダルを減らして交換率を変えてくる所も増えてきています。
今回は46枚・47枚・50枚の違いと、どれがベストなのかを考えてみたいと思います。
■交換枚数早見表(100円刻み)
46枚 | 47枚 | 50枚 | |
500枚 | 9,600円 | 9,500円 | 8,900円 |
1000枚 | 19,300円 | 19,000円 | 17,800円 |
1500枚 | 29,000円 | 28,500円 | 26,700円 |
2000枚 | 38,700円 | 38,000円 | 35,700円 |
2500枚 | 48,400円 | 47,500円 | 44,600円 |
3000枚 | 58,100円 | 57,000円 | 53,500円 |
3500枚 | 67,800円 | 66,500円 | 62,500円 |
4000枚 | 77,500円 | 76,000円 | 71,400円 |
4500枚 | 87,200円 | 85,500円 | 80,300円 |
5000枚 | 96,900円 | 95,000円 | 89,200円 |
スロット46枚貸の場合
そもそも玉・メダルは「4円~20円のプラス税」までの範囲で提供するのがルールです。
今は消費税が10%なので、最大で4.4円~22円ですね。
4円パチンコでは「1000÷4.4=227.27玉」
1000円で228玉出てきます。(小数点以下繰り上げのため)
20円スロットは「1000÷22=45.45枚」・・・繰り上げで46枚
こんな感じで、消費税が10%の場合、1000円で228玉、46枚までが貸出の限度になります。
46枚貸だと何枚で1000円?
で、これを実際に遊技して獲得したメダルで換算すると何枚でいくらになるかというと。
全国のほとんどが該当する11.2割分岐(28玉交換、元の5.6枚交換)で計算してみます。
5.152枚で100円
51.52枚で1000円
515.2枚で10000円
計算の仕方としては、46枚に11.2割をかければOKです。
46×1.12=51.52
ちなみに貸メダル変更前が「50×1.12=56枚で1000円」なので、56枚で1000円の交換ですね。
これと同じ計算です。
交換ギャップなんて言われたりしますが、貸メダルの112%の出玉を出してようやくトントンということになります。
貸メダルや貸玉を変えても、特殊景品へ交換する際の「貸メダルの112%」というのは統一しなければなりません。
これが、いわゆる「一物一価」ですね。
特殊景品というモノ(一物)に対し、同じ価値(一価)の提供。
パチンコでもスロットでも、1円でも5円でも「特殊景品へ交換する際は、貸玉に対して112%の価値」というのは統一しなさいということなのです。
内容伝わってますかね・・??
こういう計算苦手なんですが、ちょっとよく考えればわかりますんで、がんばってついていきてくださいw
原価率からの計算も可能です
50枚貸→「56枚交換で1000円」の場合
1000円で貸出したものを1120円で買い取ってますので原価率は
50÷56=0.89285・・・・になります。(原価率約0.893)
これが46枚貸の計算にすると
46÷0.893=51.51・・・・繰り上げて51.52とかになるわけですね。
貸玉の112%の価値=貸玉の原価率89.3%という認識です。
スロット47枚貸の場合
47枚貸の場合も計算のやり方は上記と同じですので計算は簡単です。
分岐から計算→ 47×1.12=52.64
原価率から計算→ 47÷0.893=52.63・・繰り上げ52.64
5.26枚で100円
52.6枚で1000円
526枚で10000円
ベストの貸玉は?
以上、46枚と47枚についてでした。
んで、当然それぞれにはメリット、デメリットが存在します。
このご時世ですから「消費税」を無視しつづけることはできません。
果たしてユーザー・店の両方にとってベストの貸玉はいくらでしょうか。
50枚のメリット・デメリット
■メリット
- ユーザーの馴染みがある
- 交換が計算しやすい
- 千円G数が計算しやすい
■デメリット
- 店側は、増税分間接的に営業利益が下がる
- ユーザー側は、交換した時の勝ち額が少ない
46・47枚のメリット・デメリット
■メリット
- 交換した時の勝ち額が多い
- 売上が上がりやすい
■デメリット
- 千円G数が計算しずらい
- 勝つ人負ける人が両極端になる
つーことで結論は46でしょ。ぶっちゃけあまり変わらない
それぞれの良し悪しを考えてみましたが、正直どちらもそこまで深刻に営業へ支障が出ているわけではなさそうです。
徐々に変えてきているホールが増えていることから分かる通り、変えてもデメリットの方が弱いのだと思います。
しかし、どの法人も先に動いて失敗することを嫌いますから、変わることによってお客さんが離れてしまうことを考えているのだと思います。
また、46枚と47枚の営業の差ですが、これもほとんど気にならないレベルです。
わずか1枚、されど1枚という考えもありますが、同じ台で現金遊技を5万~10万というレベルでやらない限り体感できるマイナス要素ってそんなにないみたいですね。
ユーザー的にも、その分勝ち額が多いというメリットの方が重要なようです。
なので、これから20スロで生き残っていくためには早めに46枚貸にした方が良いと思います。
一番上に交換早見表を持ってきましたが、46枚貸では1000円あたり1ゲーム回せなくなるかわりに、一定の出玉を交換したときには数千円プラスになりますからね。
これって、若者が多いスロットユーザーが「遊べる」よりも「勝てる」にこだわる心理も入っていると思います。
多くのユーザーが新台のスペックで、設定①の負けやすさよりも設定⑥の強さを見てしまうのと一緒ですね。
というわけで、今回は以上です。
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