こんばんはリルムです。
前置きはナシにして、今回は千円スタートの出し方について解説していきたいと思います。
先に具体例を書いておくとこんな感じになります。
■千円スタートの考え方
①1分間スタートが6回(図柄が6回変動)
②賞球が30玉(ヘソと賞球口の払い出し)
この場合の千円スタートは:約21.4回
■解説
賞球が30玉の台 → つまり通常時に100発打った時、30%の出玉還元があるってこと。
100発打ったら30玉返ってくる計算ですね。
これはヘソとか横っちょのアナに入った時の賞球がカウントされています。
で、1分間に30玉出てくるという現象ですが、逆にいうと1分間に70玉減るということになりまして、千円スタートの計算ではこっちの「吸い込み率」の方を使います。
何で「吸い込み率」の方を使うか?という疑問が今回のキモです!
パチンコ台は1分間に100発までしか飛ばないと決まってますので、
250玉 ÷ 70玉 =3.57・・・・分
つまり、賞球30玉の台は、千円の250玉で約3.57分の遊技が可能というワケです。
んで、これを1分あたりのスタート6回とかけてやると
=21.4回みたいな計算になります。これが答えです。
意味分かりましたか?
250玉で何分打てるのかを計算して、それを1分間あたりの有効スタートとかけてやれば良いってことです。
なんで吸い込み率の方で計算するのか
この千円スタートの出し方について、何の疑問も持たずにクリアできた人は優秀です。
が、ちょっとつまづいた人いるんじゃないでしょうか。
解説の意味は理解できたんだけど、なんでベースの数字(30)じゃなくて吸い込みの(70)の方で計算するのか。
ぶっちゃけ算数得意な人なら、なんのハードルでもないんですが、ちょっと疑問に思った人いませんか??
ちなみに千円スタートの出し方はググれば出てくるんですが、吸い込みの方の計算をすればOKということが書いてあるだけで、なぜベースで計算しちゃダメなのかが書いてません。
ということで続きをどうぞ。
結論:ベースでも計算できるけど、超絶めんどくさい
数字を分かりやすくします。
■条件
①ベース20
②1分間スタート6回
この場合の千円スタートは18,75回
つまづく人のやり方
ベースが20ってことは、250玉打ったら20%の出玉が返ってくるハズだから、合計の持ち玉は300玉。
300玉打つってことは3分。
1分間スタートとかければ、答えは18回だ!
これ間違いです。
実際にベース20の台を打ってみれば分かると思うのですが、ベース20ということは増えた玉についても20%の出玉を受け取れることになります。これ大事
つまり
■ベース20の時に払い出される玉数
・250玉の20% → 50玉 ↵
・50玉の20% → 10玉 ↵
・10玉の20% → 2玉 ↵
・2玉の20% → 0.4玉(ここまで足して62.4玉なんで打ち込んでるのは312.4玉)
以下、小数点の世界で残りの0.1玉の回収をしていくコトになります。
・・・
・・・・
・・・・・
コレを死ぬまですべて足していった合計を出さなければいけない。
んで、最終的に312.4玉から増えて行って312.5玉になるハズ。
これがしかし、ベース20の時の吸い込み率80の方で計算してみると・・・サクッと出ます。
250÷80=3.125(分)
1分間スタート6回×3.125=18.75
間違いの計算は300玉になったのに対して、王道の計算だと3.125分(312.5玉)
この12.5玉の差は、増えた玉から20%ずつもらって足していった和と同じになります。
もどかしいんですけど、意味わかりますかね?
1分で20%ずつ増えていった玉数を足して計算するよりも、1分でどんだけ玉が減るかの視点から計算した方が早くて確実なんです。
スロットの50枚あたりの回転数も考え方は一緒
つづいてスロットの計算の仕方も一緒です。
例えばベース50というスロットの台があったとしたら、千円の50枚で何回転まわせるか。
50枚の50%で出玉が増えるから、75枚の持ち玉になって、それが3枚掛けで・・・
これ間違いアルよ。
ベース50ってことは、3枚掛けの場合1回転あたり1.5枚ずつ減る計算になります。
なので、答えは50÷1.5=33.3333・・・回です。
最近の台はベースが高くて、例えば沖ドキ2であればベース70くらいあります。
そうなると、1回転あたり0.9枚減る計算なので、
50÷0.9=55.55555・・・回になります。
ってこんなに回るんですね最近の台はw
まあ、計算上はそう言うことになります。
【まとめ】パチンコ・スロットの千円当たりの回転数を出す方法
千円スタートの出し方はカンタンなので、皆さん覚えていて損はないです。
業界人もユーザーも。
で、ネットの情報も大事ですが仕組みを理解することはもっと大事ですね。
B%(吸い込み率)での計算方法を皆さん知ってると思うんですが、なぜBで計算しないのかを説明出来る人は少ない印象です。
もしだったら、直属の上司に聞いてみてください。
機嫌悪くなると思うんでw ではまた。
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