POPの間違いによって起こったトラブル -破-

昔話

前回の続き

遅番の勤務であった私は、ライトミドルなのに1700ハマりをくらっているヤバめなお客さんからクレームを言われることになりました。

そしてついにハマりは2200まで到達・・・。

キレたお客さんが出ていった閉店後に、台をよく見てみるとまさかの「ライトミドル」と表記されていた台が「マックス」だったのであった。

店長へ報告

クレームやトラブルは事の大小に関わらず店長に報告するようになっています。

私は翌日の早番スタッフに状況を引継ぎ、なおかつ店長へ報告と指示を仰ぐことにしました。

「ライトミドル」なのに全く当たらない。

データの異常か、台からの通信エラー?なども確認してみたが、不備はなし・・・

それもそのはず、不備があったのは台ではなく、台の上の

こいつだったからです。

さて、その後の対応はどうしたものか。

店長の考えを確認してみると・・・・

POPだけ替えちゃいなさい

ええんですか?

仕方ないでしょ。間違ってんだから。

すり替え仮面とその後

マックスとライトミドルで確率POPが逆についていたこの騒動。

幸いにもお客さんはその日だけキレて帰ったってだけで、後日までどうのこうのっていう事態ではありませんでした。

というのも、それはあの「ろくでなし」のお客さんがあの時POPの間違いに気づいてなかったからです。

すなわち、こっちもPOPの間違いという認識はなかったし、お客さん側もそんな発想はなかったので、一応今回のケースは「ライトミドルの超絶ヒキ弱」という所で止まっています。

しかし、POPをすり替えたとしてその後に「ろくでなし」が再度来店してしまったらヤバいことになるかもしれません。

POPのすり替え=「マックス」と「ライトミドル」の表記間違いをこっちが認知している。

ということがバレるからです。

店長は無責任にも「POPだけすり替えていこう」などとほざいていますが、現場で「ろくでなし」のような客から出ない、当たらないとネチネチ言われるのはイヤなものです。

パチンコ屋のクレームとしてはオーソドックスなものですが、いくら経験を積んだとしても出玉に関するクレームはイヤなものに変わりありません。

そして数日後、事態は予想外な展開を迎えます。

クレームの矛先

展開は予想外でしたが、その後すぐ起こったことは予想通りでした。

「ろくでなし」が来店したのです。

その日は休日で、私の勤務は早番だったのですが「ろくでなし」の存在はすぐにわかりました。

当然POPはすり替えが終了していて、他の台と同様に何食わぬ顔で溶け込んでいます。

「ろくでなし」は、やはり以前の台の次の日のデータなどをポチポチチェックしていたのですが、溶け込んでいた違和感にすぐさま気づきました。

私は逆サイドの島端から様子を見ていたのですが、「ろくでなし」が気づいたような雰囲気を察知して、先にこのことを店長に伝えることにしました。

すると店長は

「まあ何とかなるでしょ?最初っからこうでした。って言い張るから大丈夫!」

というような感じで全く緊張感がありません。

私としてはすでに上司に報告済なので、あとはこの人が大丈夫と言っているんだから「ろくでなし」の対応は全て投げてしまおうと思いました。

しかし、待てど暮らせど「ろくでなし」はクレームを言いに来ません。

というか、居なくなっていました。

あれ?

と思って店内を探してみましたが見当たらず、まさか「すり替え」の腹いせでトイレを破壊しているかもしれない。

と思って見に行きましたが、そこにも姿はありませんでした。

結局この日「ろくでなし」は来店してすぐに前回の台を確認して帰ってしまったようでした。

私は少しの罪悪感にかられたと同時に店長にムカついてしまいました。

きっと「ろくでなし」は「すり替え」の事実を確認して、怒ってしまったか呆れたかで帰られたのでしょう。

「ろくでなし」と散々言うておりましたが、見た目とは裏腹にこんなことで暴れるような人ではなかったのでした。

週が明け、月曜日になり私はまた朝から早番の業務に当たっていました。

例の「すり替え」から2日ほど経過していたこともあり、トラブルのその後については特に何も考えていませんでした。

すると、そんな朝一開店前にクソ店長が真っ青な顔をしてこんなことを言ってきました。

ほ・・・本部にクレームいっちゃった・・・・

「ろくでなし」ではないけれど

なんと、あの時無言で立ち去った「ろくでなし」は本社あてにクレームを入れていたのであった。

オタクの系列店の○○って店で打ってたんだけど、「マックス」の台を「ライトミドル」ってウソついて開放して、しかもその後にその確率のヤツを入れ替えてたんだけど?

これって詐欺にはならないの?

本社に入ったクレームは上の通り。

営業部長の耳に入り、クソ店長は取り調べを受けることになりました。

と、ここで今回の件が詐欺に充当するのかどうか。

会社の信用もあるので、風営法やら法律に詳しい人間に聞いてみたところ、「誇大広告」や「虚偽表示」というジャンルで違反になる可能性があるということでした。

これが、善意か悪意か(法律用語では意図したかどうかという意味で使う)によって処罰の内容が変わってくるということでした。

なので、新台入替の翌日とかに間違って(善意で)POPをつけることってよくあると思うのですが、場合によってはアウトの時もあるので注意が必要になります。

全く違う機種のPOPをつけていればお客さんも気づくと思うのですが、今回のように見た目が似ているスペック違いである場合は特に注意が必要です。

さて、「ろくでなし砲」によって思わぬ形でクレームを入れられたクソ店長ですが、その後店で「ろくでなし」さんと営業部長と3人で話をすることになりました。

「ろくでなし」さんの言い分としては

「ハマったこともムカつくけど、コソコソPOP替えてゴマかそうとしたことにもっとムカついている」

というド正論な内容でした。

それに対し、クソ店長は

「私の安直な行動によって、お客様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」

と完全敗北の状態。

やはりこっちに非があるのだが、営業のトップとしてこの場と会社の存続両方を考えてどうにかしなければならない。

落とし所を悩んだ末に営業部長が一つの結論を出しました。

田原営業部長

「お客様があの台で使われた金額をお返し致します。」

ええええええええ??

部長の見解はこうでした。

「POPが間違っていたとはいえ、大当りしたかハマったかどうかはコチラの問題ではない。遊技台が正常であった以上、そこに関して言えばコチラに非はない。」

「しかし、POPがもし不備のない状態であった場合、お客さんが打とうと思わなかったかもしれない。」

「つまりライトミドルの確率POPがお客さんの打とうと思った動機になるのであれば、これが間違いであった以上、会社としては弁償するべきなのでは?」

・・・・・・・・・なるほど

これによって、「ろくでなし」はそのまま納得。

クソ店長に対し嫌悪感を示したものの、これ以上の要求もなく帰っていきました。

クレームの中では珍しい決着になった今回でしたが、やはり会社としては詐欺だとかインチキだとかいって騒がれてしまった結果、このようなことが長引いてしまうというのが一番避けたいことです。

なので、アホな店長だけでお客様と対峙せずに、ハナから部長との3人形式だったことが幸いでした。

しかも部長の英断のおかげで、一切長引くことなく終了できたわけです。

この後日、アホ店長は始末書の処分。

また、返金した金額については店長の意思で給与天引きということになったらしいです。

現場を放置してトラブルの重大さに鈍感な管理者はこういった所で痛い目にあいます。

せめてモニターを随時チェックするか、インカムを聞いて状況を把握しておいてほしいと思います。

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