こんばんはリルムです。
今回はパチンコ店のウラ側ネタです。
閉店間際の強盗は聞いたことがありますが、閉店後の誰もいなくなったパチンコ店に侵入して悪さをするケースはあまり聞きません。
昔は誰もいなくなったパチンコ店に侵入し、台を不正に改造したり基盤を交換したりする輩がいた話を聞いたことがありましたが、今はそういった「ゴト」的な事案は、めっきり減りました。
台を不正改造することが難しくなったのもありますが、そもそもパチンコ店に侵入すること自体が難しいです。
もし侵入して台を改造するだとか、金庫から有り金を奪っていこうとしたところで、警備会社が駆けつけるまでに終わらすことが厳しいです。
まあ現実的ではありません。
海外のギャングのように警察や警備員とバチバチと銃撃戦をやるのが前提というくらいでないと成功できないでしょう。
言ってもパチンコ店ですから、何億もあるわけじゃないしそこまでする意味もありません。
そんなわけで平和ボケをしている我々ですが、いつ何時店舗の襲撃に合うかわかりません。
そこで今回はセキュリティ事情について書いていきたいと思います。
深夜のパチンコ店に侵入するとどうなるか
先述したとおり、パチンコ店は警備会社と提携しています。
日々の売上を回収する配送業者とか、営業時間外の安全を確保するセコムのような業者です。
従業員は日々、業務終了後の退店時に警備会社へ連絡して「今から退店する」という旨を伝えます。
そうすると警備会社は店内をセンサーモードに切り替えて監視に当たります。
店内の各所に張り巡らされた画像センサーにて監視をするんですが、確かこれが「閉店時の画像と違う画像が表示された時点で警報が鳴る」というものです。
要するに、閉店時に録画された画像と1ミリでも違う画像になったら発報するというものです。
影が映ったりとか、モノが無くなったりするとすぐに異常を知らせるようです。
警備会社とはいえ、24時間防犯カメラに張り付いていることが難しいので、一定の時間毎に画像に変化がないかを調べているという具合です。
なので、店長の私のところにもたまに深夜に異常警報の連絡が来るんですが、大抵は「クモの巣がフワッと引っ掛かったと」か「クルマのハイビームが影を作った」なんてことが原因です。
まあ緊急事態でなければ何でも良いんですが、99%は誤作動ですね。
警戒態勢中に入ってしまった時のはなし
警備をセット完了したら、さっさと帰らなければいけないのですが、たまに忘れ物をするときがあります。
基本的には防犯の意味がなくなってしまうので、警備セット後に入店することはできません。
スタッフとはいえ信用できないからですね。
なので、警備会社とリアルタイムで連絡を取りつつ「忘れ物をしたので再セットしたい」的な感じでやり取りをしないとマジで警報が鳴ってしまうんです。
責任者時代にこんなことがありました。
映画のような展開
実際こういう警備のセットがどうとか、責任者の仕事って先輩上司にやり方だけ教わっているので、「なぜそれをやるのか」とか「やらないとどうなるのか」っていうのは知らなかったりします。
私も退店時に警備会社へ連絡するということは学んだのですが、詳しい内容は知りませんでした。
ある日ケータイを事務所に忘れたまま退店してしまうことがありました。
いつもは「警備セットしました」的な電話を警備会社にするんですが、その電話をしようとした時に事務所に忘れたことを思い出したのです。
そこで、どうしようもないので、セット完了後の再入店はNGということは聞いていたのですが、仕方なく再入店することにしました。
私は店員なのでカメラで確認されても全く問題ないし、金を盗む気もないので警備の人も画像見ればわかるだろうという気持ちでした。
すると
「警報」
「今、そこにいる人物に告ぐ」
「この映像はすべて録画されています」
「速やかにこの建物の外へ出なさい」
「まもなく警備員が向かいます」
「速やかn・・・・・・
うおいおいおい!!
ウソだろ!!
ちょっと待てって!!!!
ちょっとセキュリティをナメていたのですが、ガチで侵入者として捉えられてしまいました。
店内全体に響き渡るアナウンスが鳴り、私1人が誰もいないパチンコ店で公開処刑されるという事態に発展したのです。
警備会社の対応
実はこの警備システムも事前に電話連絡を入れるであるとか、再入店した後に店の電話で本人確認ができれば問題なかったのです。
しかし、その時の私はケータイを事務所に忘れている始末でして、なおかつ事務所にはカギがかかってますから警備会社との連絡が速やかに行きませんでした。
そこで異常事態と判断した警備会社が警報を鳴らしたということです。
なんとか店の電話から連絡し、私が店の人間で再入店した理由も説明をしたところ、警戒態勢は解除されたのですが、もしテンパってあたふたしていたらハチの巣にされていたでしょう。
スタッフの私ですらこんな感じでしたので、オーソドックスな強盗ビギナーの方だったら100%やられていると思います。
まとめ
結論、閉店したパチンコ店に正規ルートと違う入り方をすると、ガチなトーンで威嚇させることが分かりました。
彼らは発報してから恐るべきスピードで現場に駆け付けますから、この部分だけ考えると警察の数倍迅速です。
身分証明書とか持たないまま現場に居合わせたら、やっぱりハチの巣にされていたと思います。
で、こういうことって実際あまり先輩上司から聞かされていないんですよね。
彼らも代々それを聞かされているだけなので、「セット後に入店」するとナニが起きるのかを知らないのです。
警備会社も99%が誤作動だと認識しているからこそ、残りの1%の可能性があった時点で全員「岩兵衛」のように突っ込んで来ます。
彼らには早めに
「ワシや!!ワシ!鬼ではない!!」
と伝えなければいけません。
今回は以上です。
話は変わって、新台入替の度に気になっているのですが、設置作業の業者のフリして閉店後に強盗が侵入するケースって意外と出てないですよね。
設置業者も顔が分からないバイトが来る時があるので、ハッキリ言って業者のフリして入られたら危ないと思うんですけど・・・
警備のセットしてないから大事な時に岩兵衛来ないし・・・どうしたもんでしょうか。
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