パチンコ店の禁煙化によって起こりうるカオス

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tabacco 業界ネタ
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こんばんはリルムです。

ついに今年の4月からパチンコ店でも全面禁煙化がスタートします。

店内での喫煙はできなくなるかわりに「喫煙ブース」たるものが設置され、タバコやアイコスはそちらで吸わなくてはなりません。

ということで、今のウチに起こりうるであろう事態について考えておきたいと思います。

4月からパチンコ店が禁煙になったらどうなる!?

まず禁煙になるのは4月からですが、それまで普通にタバコを吸っていた人たちが突然ブースに移動できるとは思えません。

私がホールに出ていると、年配のお客さんから

「4月からタバコ吸えないんでしょ?」

といった声を聞くようにはなりましたが、まだまだ認知されきっていません。

この人たちへ早めにアナウンスをしないと4月はしばらく混乱が続いてしまうでしょう。

禁煙化はいつから?プルームテックは良いの?

「いつからなの?」

「ブースは何人は入れるの?」

「プルームテックは良いの?」

こういった質問にもあらかじめ返答できるようにスタッフへ伝達するのと、少なくとも1カ月前の3月中には、ポスターや各台の案内POPで「4月1日より全面禁煙になります」的な文章を貼っておかないとダメです。

予想されることとしては、本当に知らないお客さんが普通に吸い始めてしまったり、「プルームテックは蒸気だからOK」と言い張ってゴネ初めてしまったりとトラブルになりかねません。

タバコ類の中でもOKなもの、NGなものが分かれていると思うのですが、基本的に全てのタバコ類をNGにするホールが多いと思います。

見た目が紛らわしいので、他のお客さんに誤解を与えてしまうこともありますし、スタッフがいちいち判断するのも面倒です。

今後は違った種類の電子タバコやパイポのようなものが出てくることも考えられますから、一律ホールではご遠慮くださいとする方が楽です。

吸い殻回収をしないかわりに清掃パートは削られるか

お客さんがタバコを各台で吸わなくなるメリットとして、台の灰皿を清掃しなくて良くなるということと吸い殻回収をしなくて良くなるということがあります。

今までホールを回りながらスタッフがやっていた業務は軽減されますし、店内すべてに設置してある吸い殻回収の処理をしなくて良くなると清掃パートの業務もラクになります。

だいたいこれの清掃に40分とか1時間かかりますから、1日単位で見ると人件費が削減できそうな気がしてきます。

しかし、今まで機械が回収していた吸い殻が今度はすべて喫煙ブースに集まってきます。

当然そこの清掃は必要になってきますから、人の手で行うしかありません。

喫煙率は下がってきているとはいえ、パチンコユーザーの半分くらいは喫煙者ですから、こればっかりは結構忙しいんじゃないかと予想しています。

なので、お客さんもスタッフも分煙化の環境に慣れるまでは色いろとバタバタしそうな予感です。

20歳未満の入室禁止

パチンコ店は18歳以上であれば入店OKです。

しかし、喫煙が20歳からなのは変わりなしなので、店舗の入口には18歳未満禁止のポスターで対応し、喫煙ブースの入口には20歳未満入室禁止のポスターを張らなくてはいけません。

高校生がタバコを吸う場所を探して集合することも(ないけど)考えられるので、許可営業を受けている以上この辺の対策は必須になります。

喫煙ブースは絶対カオスになる

先ほども述べた通り、パチンコユーザーの喫煙率は高いです。

特に土日ともなると数百人がタバコ類を咥えている状況になります。

となると、4~5人しか入らない喫煙ブースは結構満員が続くんじゃないかということです。

恐らく5月、6月となっていけば、お客さんも分かってくると思うので、トイレ行ったついでに空いてたら吸おうくらいの気持ちになると思います。

4月は順番や喫煙時間で揉めそう

しかし分煙化がスタートしたての4月はもしかしたら並びができるかもしれません。

状況によっては、「さっさと出ろや」「チェインスモークしてんなや」といったにわかバトルが勃発することも考えられます。

ココから先はハウスルールになりますが、1本吸ったら出てくださいとか概ね5分程度で次の方と交代してくださいのような制限を掲げて対策する店舗もありそうです。

良くも悪くもお客さん同士が仲良くなる

喫煙ブースという閉塞空間では、喫煙者のお客さん同士で話す機会が多くなると思います。

顔見知り程度だった人と話す仲になったり、自分の台の状況を話あったりと自店でコミュニティが広がるきっかけになります。

一方で、懸念されることもあります。

「いつも出してるアイツ」とか「掛け持ち遊技をしているアイツ」とか、そんな会話が多くなってくると常連同士で派閥みたいなものができるかもしれません。

特に年配の常連さんはナワバリ意識みたいなのが強い傾向があるので、そういった会話を生みやすい空間を提供することになることも考えられます。

また、女性客へのナンパやそれに類似したウザい絡みをしてくるお客さんが出てくる可能性もあります。

パチンコ店はとにかく音が大きいですから、ホール内では話声が聞こえません。

なので、誰かに話をしようとしても会話がしづらいので、あえて人と会話をしない人は多いと思います。

実際、私への「全然出てない」といったクレームもうるさい店内よりトイレや外で言われるケースの方が圧倒的に多いです。

当然うるさいホールより静かなトイレの方が絡みやすいのでしょう。

そこで、喫煙ブースという個室の会話しやすい場所ができたとしたら、おじさん達がナンパスポットとして活動し始める可能性は十分にありえるのです。

「あんたいっつも負けてるから今度メシでも連れてってやろうか」

「タバコ1本くれねーか?オレのイチモツを1本くれてやるからさあ」

4月までに禁煙になったときの店内シミュレーションが必要

シミュレーションは大事です。

特に今回のケースは過去になかった大きな変化ですから、あらゆる事態を想定しなければいけません。

全国のパチンコ店が一斉に開始するので、特異事例はその都度、系列店やまとめサイトなんかで情報共有されるとは思いますが、私なりに予想した結果「面倒なこと」の方が断然多かったので今回取り上げてみました。

スタッフ的には仕事が減ったようで、実は管理すべき場所が増えることになりますし、お客さんもタバコを吸いたいだけなのに、面倒なルールやマナー違反と対峙するキッカケになる可能性があります。

今一度、スタッフと変化することのすり合わせやオペレーションの確認をして、早めにアナウンスする必要がありそうです。

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