「黒人」のお客様が来店した話

black 昔話

今では店長として何店舗か経験し、出会ったお客様は数千名にのぼることでしょう。

クレームをもらうこともあれば、仲良く話してくださる方もいて、こういった人とのつながりは接客業をやっている人ならやりがいの1つになっていることだと思います。

留学経験があったからこその

これはまだ班長~副主任だったころの話。

実は大学生の時に留学していたことがあります。MBAは完全なガセですがこれは本当の話。

ゴミクズ養分のまま渡米し、数か月後帰国しては継続してゴミクズ養分に戻るという。

超無意味な留学をしていました。

英語を使った職種を探すよりも高設定を探すほうに時間を使っていたんですよね。

でも知らない人と話すことに抵抗がなくなったのはこの経験があったからだと断定しております。


そんな英語を若干かじっていたがゆえの話なのですが・・・

何年も前からパチンコ業界は徐々に縮小し、遊技人口が減っている状況でした。

都内では外国人向けにPOP類を英訳したり、中国、韓国人のスタッフを配置するなど、さかんに外国人客の囲い込みを始めていました。


ある日、いつものようにホールを回っていると3人組の外国人と思しきお客様が来店しました。

「これは・・・!?

そういえば外国人の方の対応をしたことなんてなかった・・・」

外国のお客様へパチンコのやり方をどうやって説明すれば良いかわかりませんでした。

当然マニュアル的なやつもないし・・・

さて、対外国人にパチンコの魅力をどうやって説明すればよいのだろうか。

時間は19時頃、結構忙しく責任者も私しかいなかった。

「これはヤバい・・・マジでクエスチョンがきたらどうしよう?」

私はすぐさまギア2(セカンド)にステップアップし、脳内で英単語を抽出し始めた。

もちろん目的はちょっと英語で説明して、アルバイトスタッフに格好良いところを見せてやろう。

ということであったため、すべての呼び出しランプを無視して、外国人客をロックオンし、周辺をうろつくことにした。

すると、外国人は2人が花の慶次に座り、もう1人は違う島へ入っていった。

私はすぐさま可能性の高い2人組の方へターゲットを絞り込み慶次の島に張り込みをすることにした。

ちなみにこの「アルバイトに格好良いとこ見せよう作戦」は2人組がイングリッシュ以外の母国語を発した時点で破綻するということはこの時考えもしなかった。

張り込みをすること数分、スタッフを呼ぶランプが点滅!

点いたのは慶次の島。

呼んでいたのはターゲットの1人の黒人男性。

きっと日本の文化、侍や戦のことを勉強しようと思って慶次に座ったのでしょう。

さあ、玉箱を下すのか!トラブルか!!

なんだ、何を求めている!!!

頭の中では数々の英単語をスタンバイさせ現場へ直行した。

「失礼致します。」

「スイマセん、これどのヘンねらたらイんですか?」

な・・・なんだと・・・?

GAME OVER

業界の外国人客はいつまでたっても増えないのであった。

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