パチンコ店のクレーム

claim 昔話

パチンコ店でのクレームというと、出玉のことであったり遊技環境であったり、スタッフの態度など多々あります。

そして大体の場合、クレームとなるとアルバイト達は社員~役職者へ対応を放り投げてきます。

「○○番台のお客様がちょっとお怒りなので、班長お願いしまーす。」

とまあ、こういった感じで責任者の対応になり、それでも手におえない場合は店長が直接処理することになります。

私は入社して2年の歳月をかけて班長へ昇格しました。

主なトラブルや現金を扱う仕事、データ等の数値の管理をするように業務の幅が広がり、モチベーションは上がっていた頃だったと思います。

ただ、班長に上がったと同時に店舗の異動になったため、店の規模が1.5倍くらいになりました。

店の稼働も倍くらいあったので単純に忙しいのと、システムが前の店と色いろ違うこともあり、慣れるまでにかなり苦労しました。

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名前だけの班長

当時は、業務拡大とともに覚えることがたくさんあったことと、ホールそのものも忙しかったことからおそらく周囲のスタッフから使えない役職が来たと思われておりました。

主な業務として、スタッフへ「スロットに入ってくれ」だとか「駐車場を清掃してくれ」といった指示を出すホールリーダー的なことをやっておったのですが、

これがまた以前の店とやり方というか休憩を回すタイミングだとかが噛み合わず、とにかく出した指示に対して「え?今それやるんですか?」みたいな雰囲気になることが多々ありました。

社員は少なく圧倒的にアルバイトが多かった店舗なのですが、年下、年上関係なく私に対してタメ口を使い、さらには○○の方が回し方うまいから指示出すの変わってもらえますか。

というような扱いを受けておりました。

この時点でオール巨人師匠なら、「弟子やったらパンパンやぞ。」とドスをきかせているところでしょうが、当時の私はヘタレもヘタレ。

どうやったらアルバイトに文句を言われなくなるのか。というような思考になっていたのです。

そんな中、ついにヘタレ班長はあるオープニングスタッフの女性アルバイトに衝撃のセリフを吐かれやがったのです。

「おい、名前だけの班長。」

「ブチ切れ!リルムのぱちんこ24時」

というサイトを運営してる身として、これはもう貂蝉がやられた後の呂布さながらのブチ切れでこのクソ女のアナというアナと、雪の女王にルシールをぶち込んでやらねばなるまい!

と思ったものの、当時の我がヘタレっぷりは、苦笑いをしてその場を去ることだけでした。。。

すこーしもサム来ないわ・・・


そんなある日のこと、遅番の勤務で時間的には22時頃あるスタッフからインカムが入りました。

「班長、鬼武者の天井っていくつですか?」

これは5号機のARTで爆発ヒットした「新鬼武者」のことである。

(確かボーナス間1400Gハマり後のレア役で89%ループのARTに突入するとかだった)

その旨をスタッフに伝えると、

「今、1700Gを超えていてレア役引いたのも確認したんですが、ARTに入る気配がありません。」

「データを確認して、対応に行きます。」

そういって該当台のデータを調べましたが、ゲーム数は1700ちょっと。

確かにボーナス間でハマっているような感じです。

大抵の場合、こういったワケがわからないようなトラブルだと、故障ではなくお客さんの勘違いかペナルティとか色んな要因があるんですが、すでに今回のお客さんの様子はアシュラマン怒り。

さてどうしたものか。

クレーム屋さんと対峙

どうしたもこうしたもないが、夜なので店長もおらず私がなんとかするしかなかった。

とは言うものの、全く作戦がないのも事実であった。

ひとまず、お客さんの所へ話を聞きに行くことにした。

「これ見てよ。いつになったら天井くんの?」

「いやぁ、ちょっと・・そうですね・・すいません。」

「お金返してよ。」

「いやぁ、ちょっと・・・それができなくて・・・」

「かえせよ。こんなんインチキだろ」

「すいません。もう一回データ見てきます。」

「オレも知識あって打ってんだよ!ジャグラーだったら2000、3000ハマっても文句言わねーけどな。

これは天井あんだろ?いかねーのはおかしいだろーよ!」

「すいません・・・・もう一回データ見て、店長に確認取らせていただきます。」


といって一時退却をした後、すぐさま店長へ状況報告と指示を仰ぐことにした。


20分くらい経過したであろうか。

かけども、かけども電話にでんわ。

店長はどうやらガチ寝しているらしい・・・

はて、困ったぞ。

時間は23時を回り、閉店しなければいけないころ。

仕方がないので、普段班長レベルのものが口をきいてはいけないところにコンタクトをとることにした。

「・・・もしもし?」

この人も寝てたっぽいが、とりあえず出てくれた営業部長。

「お休みのところ大変申し訳ありません。

実は鬼武者という機械のトラブルで・・・(以下略)」

「んんん・・当たって無いいんじゃ補償も何もできないよね。」

「かしこまりました。そのように対応してきます泣」

あっさりと結論が出てしまったが、こうなったらもうしょうがない。

もう一回お客さんと話をすることにした。


「お待たせしました。申し訳ありません。」

「3万使ったから全部かえして。」

「いや、あの店長が連絡取れなかったため、部長に連絡を取ったのですが、補償ができないと言われまして。」

「いや、知らないけど早くかえして。」

「あの、私では判断できない件でして、

今日は時間も遅くなってしまいましたので明日対応させていただきたいのですが。

明日でしたら店長もおりますので、もしでしたらご連絡先だけ頂戴できないでしょうか。」

「いや、部長がダメって言ってんのに明日店長が補償することできんの?

あとなんで被害者のオレが個人情報出さなきゃいけないの?」

ぐっ・・・・

このあと私はしばらく沈黙してしまい、お客さんは時間の経過があってかタバコを吸いながら多少冷静になっていた。

気づけば日付が変わっていて、お客さんはしびれを切らしたのか、明日の昼に電話かけるから結果を教えてほしい。

と言って帰っていった。

翌日思わぬところから真のブチ切れ

本来パチンコ店は営業時間が決まっていて、地域によって差はあれど大抵の店は23時閉店だと思う。

23時には遊技客を帰らせなければいけないのだが、如何せん場内指名からの延長が入ったことで、完全に風営法を無視した営業になってしまった。

これが警察に悪い印象で伝わってしまうと、何かしらの処分が下った可能性がある。

翌日早めに出勤し、店長に昨日電話で伝えたかった内容、及び状況を報告することにした。

すると店長の第一声はこうだった。

「どういうトラブルでも自分で解決できないで、翌日に回すってのはそれだけの力しかないってことだね。」

どういうこと?

慣れない中で頭をフル回転させて店を守り、時間をオーバーしてまで対応した部下に対する最初の声掛けが、まさかのディスリスペクトだってよ!

てめーは部下のSOS無視した結果、部長からイヤミを言われたんだか知らねーがな!

昨日のクレームで意気消沈していたものの、出勤そうそう腸煮えくり返る展開になりました。


と、こんなぬるい対応しかできなかったことを今は反省し、この時の店長の言わんとすることも今ではわかるような気がします。(が私は部下にこんな冷たくしません)

風俗営業の業界は、法令違反に厳しい罰則があります。

違反すると一発で営業できなくなることもあります。

新任の役職は知識と経験不足でこれを知らず知らずにやってしまうことも考えられます。

これはホントに知らなかったでは通じない話なので、私の経験している事案の中でも危なかったものがあると思います。

こんな班長時代でいろいろと経験できたことで、やっぱり今に繋がるものもあるんじゃないかと思います。

ちなみに、鬼武者の天井ART発動がなかった件については、1400でしっかり発動し単発で終わっていたという結論に達しました。(スランプグラフにて確認)

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ブチ切れ!リルムのぱちんこ24時

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