へべれけ!リルムの酒気帯び24時~家族会議篇~②

へべれけ

兄と酒を飲んでいたら、親戚の話になり私の知らなかった家族間のトラブルが勃発していたという話。

前回の続きでそのトラブル内容について書いていきたいと思います。

前回記事

キーパーソンのおば

実質、介護可能なのは「おば」しかいません。

「おば」

「ごみ」(おじ)

「おば」は最近まで仕事を続けていて、空いた時間で「ごみ」の世話をしていました。

ちょっと前までは、「じい」の世話を「ばあ」ができたので、心配ではありますが何とか2人で生活していくことができました。

しかし、事態が急変し「ばあ」の方が状況が悪くなってしまいました。

これによって、「おば」は祖父母の家で付きっ切りの世話をすることを余儀なくされました。

仕事を辞め、一旦実家に戻ったということです。

これによって「ごみ」の世話は相手方の両親に頼むことになったのですが、向こうの親も年配ですのであまり良い顔をしてきませんでした。

「ごみ」の存在

ここで「ごみ」のプロフィール詳細を記しておきます。

実際私はこの人の存在をあまりよく分かっていませんでした。

「おば」と結婚し、30年ほど付き添ってきた中で、私のイメージはマジメで良いおじさん

長期休みで祖父母の家に遊びに行くと、我々に会いにきて遊んでくれる人でした。

ただそのイメージしか持っていなかったのですが、今回の兄との飲み会で衝撃の事実を知らされました。

あいつ10年以上前から仕事してねーよ

「おば」にだけ仕事させて自分は家でテレビ見てるだけ。

オマエの想像をはるかに超えるクソ野郎だぞ。

私は彼がなんの仕事をしているかとか一切気にしたことがなかったので、長年無職というのを知りませんでした。

しかも衝撃はこれだけではありません。

で、仕事しないでナニしてたと思う?

貯金使いながら「ロト6」やってたんだって。

もともと実家が裕福というのがあって、生活費はほぼゼロということでした。

しかも、「おば」「ごみ」夫婦には子どもがいません。

贅沢さえしなければ、金は自然と貯まったんだという話でした。

それにしても私がびっくりしたのは、もちろん「ロト6」の部分です。

皆さんは聞いたことがあるでしょうか?

「ロトニート」

私も長らくこういった業界におりますが、さすがにロトを生業にしている猛者は聞いたことがありません。

これを聞いて私は徐々にコイツが良いおじさんの仮面を被った「ごみ」なのではないかと思い始めていました。

下半身不随

「ごみ」は数年前からまともに歩くことができなくなりました。

両足の複雑骨折と脊髄とかがやられてしまう事故に見舞われたのです。

強風によって家の窓が開かなくなったのを、外から直そうとして過って2階から転落。

結果命は無事でしたが、脚を失うということになった次第でした。

誰が何を言っても仕事をせず、妻にだけ働かせている状態。

おまけに介護が必要になってきた時期に、自らが障害者になるという正に余計な事・・・

これによって我々の親族は、彼の体調を心配しつつ冷めた目で見るようになっていったという経緯です。

皮肉なことに、ロトニート生活はこんな形で立ち回りの終焉を迎えました。

「おば」のメンタル

10年以上も仕事をしやがらないダンナを支え、実家では「じい」「ばあ」がいつどうなるか分からないという状況で、「おば」のメンタルは崩壊しつつありました。

兄が仕事の都合で近くまで行った時は、むしろ「おば」の方に寄り添って話を聞いていたらしいのですが、やはり精神状態が良くない方向へ向きつつあったようでした。

宗教イン

周りが「要介護」の人間ばかりですから、友人たちにも心配されていたようです。

「何で私ばっかりこんな目に会わなきゃいけないの?」

あまりにも連続して悲劇が起こったせいで、自殺まで考えたということでした。

我々にとっては、小さい頃から良く遊んでくれた「おば」の死など考えたくありません。

兄は必死でそれを止めたらしいのですが、その時「おば」が気になる事を言い出したようです。

○○先生と言う方の話を聞きに行ってるの

これが何なのか分かりませんが、恐らく宗教なんだと思います。

傷ついた人たちの拠り所になっているのだということですが、費用が週1回で4万円

これって早めに何とかした方が良いんじゃね?

かつてのオウム真理教のように社会に攻撃的な存在ではないと思うんですが、精神が弱っている人の隙間に入り込んで、金儲けしようとしている集団であることは間違いなさそうです。

家族会議に発展

3時間ほど居酒屋でこんな話をしていた我々は、ラストオーダーが終了したので実家に戻ることにしました。

そして起きていた両親に、今後のことをどうするか聞いてみることにしました。

当然両親は、宗教的な話が出てきていることや「ごみ」の「ごみっぷり」もすべて知っています。

(っていうか状況何も知らなかったのは私だけでした)

果たして優先すべきことは何なのか。

家族で話をすることにしました。

「おば」の精神状態を優先

議論の結果、最優先は「おば」の精神状態ということになりました。

これが崩壊してしまうと、「じい」「ばあ」「ごみ」の3人を看る人がいなくなります。

こうなると、母親が自分の実家に戻って今の「おば」と同じ役割をすることになります。

しかし、実は私の実家に父親方の「ばあ」も暮らしていたのです。

アナザー「ばあ」

そうすると安易に家を空けられないということもあり、全員まとめてウチの実家に入れるというのが現実的になります。

かなりぎゅうぎゅうだし、60~90歳の人がうごめくミニ老人ホームと化してしまいます。

そう考えると、心の拠り所としている宗教みたいなヤツを無理やり奪うのが吉なのかどうか。

自殺まで考えていた人から、これ以上何かを奪うことが良い結果にならない可能性もあるわけです。

「じい」「ばあ」の消化試合

話が進んでいくにつれて、内容はドンドン現実的な展開になってきました。

「無慈悲」

という言葉が当てはまるのか分かりませんが、キレイごとを言っていては解決しない「逆算」をしていくことになったのです。

あと何年「じい」「ばあ」が生きるか、それによってかかる費用はどのくらいか。

空き家になった実家はいくらくらいで売れるか。

5年以内に2人いなくなった後、「ごみ」の世話は長く見て30年・・・

じゃあ家族で「おば」に負担をかけないようにまずは5年がんばりましょう。

介護がもたらす波紋

なんというか、人の命の話だし、自分の親族の話をしているにも関わらず、みな至って冷静に意見を出していました。

これが残酷なことなのか、もはや判別不能です。

それくらい介護ってものは大変なんだということは分かりました。

介護疲れで、親の命にピリオドを打つ人もたくさんニュースになってますからね。

家族の幸せを願うばかりですが、「介護」によって関係が崩壊しつつあるのも事実です。

私も年齢を重ねるごとに現実味を帯びてきました。

周りの同級生の中にも、親が亡くなってしまった人はたくさんいますが、私は幸いにも「じい」「ばあ」ともに健在です。

今後はウチの両親を介護していくことになると思うので、せめて私は「ごみ」のような存在にならないように生きていくしかありません。

ちなみに最近になって、「おば」が「ごみ」の部屋を掃除していたところ、

大量のエロ本が見つかったとのことでした。

こちらからは以上です。

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