増税後の貸玉数が予想以上に変化しなかった件

業界ネタ

こんばんはリルムです。

10月の増税後、貸玉金額の変更と交換率の変更がどうなるか業界はザワザワしていたのですが、思いのほか変更させた店舗はありませんでした。

地域性もあると思いますが、外税方式を使っている店はだいたい

4パチ1000円=250玉(変化なし)

20スロが1000円=47枚

というような図式でした。

稀に4パチ1000円=232玉 

1パチ100円=90玉

20スロ1000円=46枚

など、消費税10%をもろに意識した貸玉に変更した所もあったようですが、かなり少数なようです。

スロットの貸玉が先に変わる理由

現状、多くの店がパチンコは据え置き、スロット47枚貸という営業方針になっていましたが、やはりスロットの方が先に貸玉を変えてくる所が多いようです。

ちなみに先にスロットが変わるのには理由があります。

例えばパチンコで千円20回の台があったとしたら、250玉貸だと12.5玉で1回転の計算です。

貸玉変更で232玉貸になったとするとマイナス18玉なので、千円ごとに1.44回転分回せなくなります。

スロットと違って、千円スタートという千円当たりの回転数で打つかどうかを決めるヒトが多い世界なので、1.44回のマイナスは稼働を落とす要因になってしまったようです。

実際、全国的な統計でパチンコの貸玉を減らした店舗が軒並み稼働を落としてるというデータもあります。

そんな細かい数字もあるんですが、この千円スタートの数字が狂うというのがユーザーにとって大きな不協和を生みました。

ボーダーの計算はネットの情報から大体で算出できると思うのですが、昔からのパチンコユーザーは千円当たりの回転数を重視しますので、「単純に回らなくなった」という印象だけ与えてしまい離反に繋がったというのが背景にあります。

当然貸玉を減らした方が売上が上がるので、本当は増税のタイミングでパチンコも貸玉を減らしたかったのですが、パチンコが232玉貸になるとこの千円スタート現象で稼働が下がってしまうので、どこの法人も敬遠しているということです。

対してスロットユーザーは、パチンコユーザーに比べて射幸性を求める割合が高いですから、貸玉を減らされてもその分換金率が上がればモンクを言わないといったところでしょう。

貸玉3枚の減。

1回転分ですが、積もれば大きいのはお分かりかと思います。

メーカー公開データの機械割や期待値も下がりますので当然勝率は下がります。

ただ、立ち回りさえミスらなければ勝ち額も大きくなりますので、ずばりニート向けの仕様と言えるでしょう。

一物一価をざっと説明

一物一価が騒がれたのは6~7年前だと思います。

それまで種別ごとに交換率が適当だったのが、これによって統一されることになります。

一物一価ってのは要するに

4パチ・1パチ・20スロ・5スロと色いろある中で「すべての交換率を統一しろ」って話です。

昔は4パチは28玉交換、20スロは等価。1パチ・5スロはボッタクリ交換。

みたいなのが多かったんですが、ここにメスが入ってすべての交換「率」を統一するようになりました。

ここでいう「率」というのは「原価率」のことで、今主流なのは4パチ1000円で250玉を貸出し、280玉を1000円で買い取るという仕様です。

原価率でいうと、25÷28=0.89285・・・・・全種別をこの数字に合わせるように交換率を組むってことですね。

なので

20スロを47枚貸にするとなると、47÷0.89285=52.64042・・・

50枚貸だと56枚で1000円ですが、47枚貸だと53枚で1000円になります。

(端数はうまくお菓子になる)

再プレイをうまく使って設定狙いするニートにとっては、交換率の高いところの方が魅力的なので貸玉を減らされても問題はありません。

すなわち、スロットのユーザーは射幸性が高くなるのであればそれに従うけれど、

パチンコユーザーは年配層も多いので、千円で18回しか回らない→やめよう

というようになってしまいます。

これがスロットの貸玉から変更していく要因です。

今後の展開

全国的に動きが少ないのは、「様子見」要素が強いからだと思います。

本来であれば、さっさと貸玉減らして「パチンコ店は外税」というのを全面的に出せれば良いのですが、どうも動きが遅く、大手の法人に右ならえのような感じです。

まあこういった場合、先駆者として動いた所で損する可能性があるので、中小ホールは大手の動きを見る方が賢明です。

ただ、前回の8%の増税に比べて各店動きが遅いのは確かです。

これは、各ホール失敗が許されなくなっているからこそだと思います。

増税に付随する貸玉変更よりも、旧基準機の撤去と分煙施設の設置、そして認定機の撤去の問題を抱えているため、本業の貸玉で失敗するくらいなら、取りあえず大手のやり方に乗っておこう。

というのがミエミエです。

今のところ最善の貸玉料金は分かりませんが、全国的なトレンドが貸玉変更にある以上早めにノッテおく方が良いような気はします。

やっぱりこのタイミングで、大手とザコの2極化が進みそうですね。

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